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2006年6月27日 (火)

ナチ党階級

ナチス関係の調べ物をしておりました。Blockwart という言葉です。家にあったナチス第三帝国事典で調べたところ、それ以外にもいろいろ載っていたので、書き出してみました。この時代に詳しい方が多くいらっしゃるので、「いまさらこんな初歩的なことを・・・」と思われるのでは、と恥ずかしいのですが。

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<ナチ党階級>(偉い順でございます~)

Reichsleiter (全国指導者):党上級幹部。例えば党官房ボルマン、党法制局フランク、宣伝部門ゲッベルス、SS(親衛隊)ヒムラー、党組織部門ライ、党対外部門ローゼンベルク。

Gauleiter(大管区指導者):党地方支部における上級幹部。(この上に州総監があったが、1930年代に廃止された。) ちなみに、Gau(大管区)は、国家内における政治上の地域区分を意味するフランク族の古い用語で、ナチ党の行政区域を表すのに用いられた。

Kreisleiter(管区指導者)

Ortzgruppenleiter(地区指導者)

Zellenleiter(細胞指導者):細胞?ヘンな訳だな・・・これで合ってるのかしら。

以上は党エリートで、この下に次の階級があった:

Blockwart (街区監視者):街区単位で政治的監視を行うナチ党員。地位は低いが、きわめて重要な地域党員で、各自担当する街区住民に関する情報を、その地域の党事務所に通報する役割を担っていた。

Bereitschaftsleiter(緊急指導者)、Hauptarbeitsleiter(最高勤労指導者)、Oberarbeitsleiter(上級勤労指導者)、Arbeitsleiter(勤労指導者)、Helfer(党協力者)

(三交社「ナチス第三帝国事典」より引用)

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・・・ピラミッド構造だったんですね。

ところで今日の停電は、うちのお風呂のリモコンを壊してくれちゃいました。温度調節とか、水量調節とかができなくなってしまいました・・・(泣)どうしてくれよう~!

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「ドイツ史がらみのこと」カテゴリの記事

コメント

ナチ党よりはまず、お風呂のリモコン大変ですね。うちも最近リモコンになりましたが、停電とかすると一発ですよね。早く直りますように。。
ナチスの本はたいていの本屋の歴史書で半分以上のコーナーを占めています。確かに興味あるトピックですが、小さい本屋などホロコースト本しかなくて、ドイツの中世やドイツ革命時代の本がもっとあっていいのに、と思います。前者は阿部謹也さんとかの労作がありますが。ドイツではありませんがホイジンガの『中世の秋』とかは挿し絵もないのにおもしろかったです。

投稿: Auty | 2006年6月28日 (水) 08時58分

今回の課題、「細胞指導者」ですが、これはこれで正しいと思いますよ。普通の語感では組織に「細胞」などという単語を当てるのは非常に奇異な感じがしますが、これは政治社会運動、特に共産主義運動の中で頻繁に出てくる言葉で、簡単に言えば「支部」のことです。NSDAPの活動も一種の社会運動ですから、そういう観点から言えば「細胞指導者」という訳語を当てても間違いではないと思います。ただ、前述のように日本語では特に左翼集団の末端組織のイメージが強いので(少なくとも私には)、少し違和感があるかもしれません。

さて、やり残しの宿題もありましたね。例のBundesdienstflaggeですが、色々調べてもよく分からなかったので、最後の手段、在京ドイツ大使館に直接尋ねてみました。その結果は・・・・「あれは定訳がないと思いましたよ。『連邦旗』にでもしておいて下さい」・・・・。「おいおい、それじゃBundesflaggeはどう訳すんだよ」と思いましたが、これ以上聞いても無駄なように思えたので止めました。ということでこの場合、私なら「連邦公用旗」とでも訳しますかね。以上、お粗末ながら調査報告まで。

投稿: U99 | 2006年6月28日 (水) 22時13分

Autyさん、いつもありがとうございます。ナチスの時代の書物は実に多いのですが、定訳があるようでなかったりするんですよね。そういう場合、どれを採用しようか困ります。私に知識があれば、ちゃんと取捨選択できるのですが、なんせ無知で・・・お恥ずかしい。

投稿: ありちゅん | 2006年6月28日 (水) 23時21分

U99さん、大使館まで問い合わせてくださったんですか・・・!お忙しいのに申し訳ありませんでした。軽い気持ちで「どなたか教えてください」なんて書いてしまいまして・・・やはり定訳がないんですね。Dienst なんてついていますと、訳しにくいですよね。「連邦公用旗」すばらしいです。定義を見ますと、公の業務の際に掲げる旗のようですから。

「細胞指導者」、これで合っているんですね。でも違和感があります・・・。Zelle ないし cell からの訳語なんでしょうか。Blockwartは、なぜか「町長」と訳されていたので、「?」と思った次第です。ピラミッド構造だったんですね。「ガウライター」はよく見かけますので、私は「大管区指導者」と字幕で出し、「ガウライター」というルビを振りました。詳しい方は「ガウライター」だけでピンと来ると思いますが、まだそれほどは一般化していないので、漢字の訳もつけたほうがいいかな、と思いまして。

U99さん、お仕事でお疲れのところ、詳しいコメントまで頂戴しましてありがとうございました。これに懲りずに、また遊びにいらしてくださいね。

投稿: ありちゅん | 2006年6月28日 (水) 23時27分

武装SSの階級も、正式にはかなり長ったらしい名前が各階級についていたらしいですね。なすびが知っている限りでは、直訳すると「SS上級中隊指揮官」という階級があるのですが、現場では国防軍に合わせて、「SS中尉」が一般的だったとか。そりゃそうですよね。弾丸飛び交う中、「中尉殿!」のほうが現実的ですよねぇ。

投稿: なすび | 2006年7月 1日 (土) 20時43分

なすびさん、そーなんです。武装SSの階級って、陸軍のともちょっと違って困ってしまいます。ただ、それをそのまま訳すとピンと来ないことも。大昔、ナチスが出てくる映画を訳したのですが、そこでSS-Gruppenfuehrer という階級が出てきました。それをそのまま訳すと「連隊長」。でも、すごーく偉そうなので、連隊長のはずがないと思ったのですが、まだ今ほどネットが発達していなかった頃なので、なかなか調べられず、コマってしまいました。で、仕方ないので英訳の「大佐」を当てたのですが、後からSSのGruppenfuhrerは「SS中将」だということが分かり、青くなりました。大佐よりもっと偉いじゃん!と。日本人の一般的なお客さんには、「SS中将」のほうが、どのくらい偉いのかがピンと来ますもんね。

投稿: ありちゅん | 2006年7月 1日 (土) 21時19分

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