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2006年7月 4日 (火)

目からウロコが落ちるってこのことですね

ドイツ語翻訳者の樅の木さんが教えてくださいました。聖書から来た表現に、「目からウロコ」があると。それを聞いて、目からウロコが落ちました、ポロっと。聖書から来た言葉だったんですね。調べたくなってウズウズしていたら、それが新約聖書の使徒行伝9章1~19節だということまで教えてくださいました。樅の木さん、ありがとうございます。全部載せると長~くなってしまいますので、泣く泣く大部分を割愛。

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キリスト教徒を迫害していたサウロ(パウロのことです)は、目が見えなくなってしまいました。主は弟子のアナニアに呼びかけ、サウロを訪ねなさいと言います。

17 Da ging Ananias hin und trat in das Haus; und er legte ihm die Hände auf und sprach: Bruder Saul, der Herr hat mich gesandt, Jesus, der dir erschienen ist auf der Straße, die du herkamst, damit du wieder sehend und mit dem heiligen Geiste erfüllt werdest!
18 Und alsbald
fiel es von seinen Augen wie Schuppen, und er konnte wieder sehen und stand auf und ließ sich taufen, nahm Speise und stärkte sich.

日本語では:

そこで、アナニアは出かけて行ってユダの家に入り、サウロの上に手を置いて言った。「兄弟サウロ、あなたがここへ来る途中に現れてくださった主イエスは、あなたが元どおり目が見えるようになり、また、精霊で満たされるようにと、わたしをお遣わしになったのです。」すると、たちまち目からうろこのようなものが落ち、サウロは元どおり見えるようになった。そこで、身を起こして洗礼を受け、食事をして元気を取り戻した。

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Saul (サウロ):はじめはキリスト教徒を迫害していたが、改宗して使徒となったPaulus(パウロ) のヘブライ名。目からウロコのようなものが落ち、再び見えるようになって改心。洗礼を受けて使徒となったんですね。

辞書を引くうちに、またまた面白い表現を発見。

aus einem Saulus ein Paulus werden
vom Saulus zum Paulus werden

直訳しますと、「サウロからパウロになる」ですが、転じて:攻撃の急先鋒であったのが、一転して熱心な支持者になる。自分の意見をすっかり変える。まるで人が変わったようになる。

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う~ん、聖書の表現は奥深い・・・ドイツ語に携わる以上、聖書は読まなくてはいけませんね。

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「ドイツ語」カテゴリの記事

コメント

おや、早いですね!

そうそう、

aus einem Saulus ein Paulus werden
vom Saulus zum Paulus werden

って言う表現、誰かが使っているのを聞いたことがあります♪

それから、欧米の人たちが「お○ら」よりも「ゲップ」を嫌がるというのも、聖書から来ているとわたしは見ているんですが、ドイツ人にいろいろ聞いてみたのですが、皆「知らない。理由はともかく、『いけません!』と言われたから・・・」と言ってました。

イエスの弟子が手を洗わずにものを食べているのをパリサイ人が咎めたのに対して、イエスが、「口から入ったものは別のところから出ていくだけだが、口から出てきたものが人を汚すのだ」と言ったというエピソード・・・あれだろうと、踏んでいるのですが・・・・・

投稿: 樅の木 | 2006年7月 4日 (火) 17時05分

樅の木さん、コメントありがとうございます。博識ですね。私ったらミッション系の学校に行っていたにもかかわらず、ま~ったくの無知。聖書の時間や礼拝中は何をやってたんでしょうね。(実は寝てました)

げっぷの話はよく分からないのですが、とにかく向こうの方は嫌がりますよね。日本だったら、「ま、いっか」くらいですが・・・ちなみに楊枝でシーシーも向こうの方は嫌いますよね。あと、おそばのズズズ~も。私としては、ドイツの方が鼻をかむ時のブブブーーーーーンのほうが気になってしまうのですが・・・文化の違いなので仕方ないですよね。

投稿: ありちゅん | 2006年7月 4日 (火) 17時27分

おそばやスパゲティの「ずずず」は、日本人の場合欧米人よりもお口の吸引力が強いから仕方ないのだという話を聞いたか読んだかしたことがあるのですが、本当なのでしょうか・・・・。

投稿: なすび | 2006年7月 4日 (火) 17時49分

目からうろこが落ちました。聖書は必携ですね。読まないと!

投稿: Auty | 2006年7月 4日 (火) 18時02分

なすびさん
う~ん、吸引力が強いかどうかは分からないのですが、あれだけお汁がたっぷり入っていたら、そりゃ音しますよね。ずずずって。向こうの麺って、スパゲッティっぽいのが多いですもんね。あれだと、ずるずるっと音はしても、ずびずび~という音はしないのでは。

Autyさん

落ちましたでしょ、ウロコ。私もビックリ。てっきり日本語の表現だと思ってました。で、ドイツがまねしたのかと。聖書から来たということは、きっと英語やフランス語でも同じ表現があるんでしょうね。

投稿: ありちゅん | 2006年7月 4日 (火) 22時38分

なすびさん
そばやうどんのつゆというものはサラサラしていて麺に絡みにくい、だからずずっとすすって急いで口に入れるのが、つゆと麺を同時に楽しむマナーなのだという話を聞いたことがあります。つまり、つゆが重力によって流れ落ちてしまう前に早く口に入れるというわけです。その点、スパゲティのソースはしっかりと麺に絡んでいますから、そうする必要がないと。マナーの違いは料理法にアリ。この解釈、どうでしょう。

ありちゅんさん
特に聖書に出てくる言葉で遊ばれるとそれを翻訳するのは難しいですね。やっぱり文化の違いは大きいです。

ところで、ページのデザインがたった今、一新したんですね。

投稿: U99 | 2006年7月 4日 (火) 23時42分

ドイツ語で聖書を読む会、というのも探せばあるんですよねーー
以前上智大学でやってました(誰でも参加できるもの)、マウツさんというドイツ人教授が(日本語もぺらぺらなのでドイツ語日本語ちゃんぽんでしたが聖書はドイツ語のものを使用していました)以前は毎週お話してくれたのですが・・・今はどうかな。イタリア戦を観戦しつつ。

投稿: spatz | 2006年7月 5日 (水) 04時45分

U99さん、コメントありがとうございます。おそばは特に、少しだけつゆにつけたあと、ずずっと吸うのが粋だと言われていますよね。粋だとはいえ、女性がずずずっと吸っていると やはり興ざめしてしまいそう。

聖書はさすが世界のベストセラーだけあって、何気ない言葉のやりとりでもよく出てきますよね。聖句をもじったジョークなんて、日本人にはなかなか分かりません・・・。ブログのテンプレートを変えてみました。前のほうがしっくり来るのですが、そろそろ気分転換もしたくなりまして・・・

投稿: ありちゅん | 2006年7月 5日 (水) 07時20分

Spatzさん、朝からおきて観てらしたんですか・・?お子さんお小さいのにタイヘン・・・。今日は寝不足でしょうね。お疲れ様です。私は5時半くらいから観ていました。ドイツが負けちゃって残念ですが、イタリアも素敵♪伊達男ってよく言ったもんだ、と思います。
マウツ先生、懐かしい・・・実は私の母校です。マウツ先生はドイツ語学科の先生なので、私も3年間(1年目は別の先生でした)習いました。なんと、マウツ先生が引率してくださるツアーで2ヶ月間のドイツ旅行も行きました~。あぁ、大昔の話ですが・・・。(当時は助教授でいらしたけど)とてもユニークな先生で、爆笑&とほほドイツ旅行となりました。

投稿: ありちゅん | 2006年7月 5日 (水) 07時25分

聖書ネタで思い出してコメントしてしまい、ドイツ関係してる人なら知ってるかもなあーマウツ先生あれで(笑)実は上智大学ドイツ語学科のかなりエライ先生みたいだから・・・と思っていたのですが、ありちゅんさん、教え子でらしたとは!いや、あれで、なんて失礼に響く言い方をするつもりは毛頭なく、つまり本当に誰でも希望者は参加できるような、老若男女(?)入り乱れたアカデミック路線でない(布教活動だからとおっしゃっていました)場でも本当に一所懸命辛抱強く説明してくださり、話もとーても面白かったので、おえらい教授って感じが全然しなかったのです。なかなか魅力的な方でらっしゃいました。数年前位までは聖書の講座なさっていたと思います・・・聖書と関係ないかもしれないけれど、その講座でSchlaraffenlandて言葉を初めて教わったのを覚えています(何もしないですごせる怠惰なパラダイス?)。面白いですね、私は上智出身ではないのですが、やはりドイツ語で食べていたりするとどこかで路はクロスするものですよね。

投稿: spatz | 2006年7月 5日 (水) 22時57分

Spatzさ~ん、お越しいただき、ありがとうございます♪大丈夫ですよ~あの先生、優秀でいらっしゃるのは間違いないのですが、なにぶんキャラが立っていらして・・・(←すごい表現ですね)学生時代って生意気盛りなので、私たち学生は全く言うことを聞かなかったのですが(失礼なことをしたと、今になって思いますが)先生のツアーでドイツへ行くと、「イエズス会の神父様がいらっしゃった!」ということで、周りのドイツ人たちが最敬礼。最上級のおもてなしをするので、「そんなに偉い先生だったんだ・・・」と驚いた次第です。
ところで「Schlaraffenland」って初めて知りました。何もしないでぐーたらできるパラダイスだなんて、素晴らしい・・・。ドイツ語&ドイツの文化って、やはりキリスト教とは切り離せないですよね。

投稿: ありちゅん | 2006年7月 5日 (水) 23時56分

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