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2006年8月 6日 (日)

Fraktur (ヒゲ文字)

おそるべきアマチュア様が コメント欄で Sütterlinschrift という昔の筆記体の解読(?)サイトをご紹介くださいました。それを拝見して ふと思い出しました。

ヒゲ文字。(別名、花文字 oder 亀甲文字とも。)
P8050039

筆記体だけでなく、活字体も 昔のものは難しいですよね。古い資料を読む際、ヒゲ文字だと、つい「あーあ 難しい・・・」と思ってしまいます。見慣れた現代の字体と違い、少々(いや、かなり)苦労します。いかにもドイツ!で格好はいいのですが。お詳しい方も多いとは思いますが、このヒゲ文字(正式には Fraktur )を調べてみようと思い立ち、検索してみたところ・・・

・・・あった、あった。何でも載ってる便利なWiki。日本語のウィキペディアにも詳しく載っているのですが、なぜかうまくリンクできません。ご興味のある方、ウィキペディアの「亀甲文字」で検索してみてくださいね。

<Fraktur の起源>
誰が発明したのか、はっきり分かっていないそうですが、Wiki によると、2説あるそうです。ひとつは16世紀の初頭、皇帝マクシミリアン1世の秘書が作ったという説。もう1つは15世紀末、聖職者が考案したという説。このヒゲ文字が初めて活字として書籍に使われたのは、1513年にアウクスブルクで出された祈祷書らしいです。挿絵は、なんとあのデューラーが担当したとか。すごい!

<第二次大戦時>
最初は「アーリア人」らしい文字ということで、よく用いられていたそうですが、途中で禁止されてしまいました。ユダヤ人の文字(Judenlettern)であるとして、1941年1月に使用が禁止され、公式文書から姿を消してしまったとのこと。禁止の理由には諸説あるそうですが、ナチスによる支配地域ではヒゲ文字が通用しなかったから、という説もあるとのこと。余談ですが、ナチス政権ではNational と呼ばれる字体が好まれたと聞いたことがあります。ぱっと見、ヒゲ文字と大して変わらないようにも見えるのですが・・・。

ナチス政権によるヒゲ文字禁止 (ドイツ語ですが・・・)

<戦後>
戦争が終わり、ヒゲ文字が一時的に復活。しかしその後、新聞も書籍も現在使われているような活字に変わりました。(新聞は、○○新聞というところだけヒゲ文字だったりしますが。)聖書は60年代までヒゲ文字だったそうです。

いろいろな活字体。どれも同じに見えますが・・・(汗)

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「ドイツ語」カテゴリの記事

コメント

ありちゅんさん、こんばんは!

Frakturを禁止したのと、Autobahnを作ったのはナチスの功績とか言われてますけど、どうなんでしょうね。私はFraktur読めません。ヘッセの初版本とかもFrakturなんですよね。。

ところで今日は吉祥寺と自由が丘まで行きました。がんがん歩いて疲れました。。あまり買いませんでしたが。

Auty

投稿: Auty | 2006年8月 6日 (日) 00時11分

 日本にも髭文字ありますが、縁起物に近いあつかいですよね。
 歌舞伎の勘亭流や寄席のビラ字なども、お客がギュウギュウするようにってんで、余白を無くして詰めてるんですな。

投稿: 尚休 | 2006年8月 6日 (日) 00時36分

楽天がメンテ中で、いつも楽天のBOOKMARKSから来るので、今日はGoogleして来ました。メンテのときもあるので、あらためてブラウザのお気に入りにも追加しました。
いまは個人のブログも簡単に検索できるんですね。

投稿: Auty | 2006年8月 6日 (日) 09時58分

>Autyさん
こんにちは~ アウトバーンは間違いなくナチスの功績に数えられると思いますが、ヒゲ文字はどうなんでしょ?一説によると、彼らも読みにくくて不便だと思っていたとか。ナチスが廃止しなくても、誰かが読みやすい活字に変えていたと思います。時代の流れでね。以前、「オリジナルレシピ満載!Omas Kochbuch」という本を注文したことがあるんです。届いて開けてみたら、ぜーんぶヒゲ文字。復刻版だったらしいのです。結局、全然読みませんでした。
自由が丘って憧れます。行ったことないんですが・・・

投稿: ありちゅん | 2006年8月 6日 (日) 14時35分

尚休さん

こんにちは。おいでくださり、ありがとうございます!暑い日が続きますね。日本にもヒゲ文字があったなんて、知りませんでした。相撲の文字とはまた違うんですか?お客が詰め掛けるように、とギューギューに書いてあるって、面白いですよね。げんを担ぐ日本人らしい発想だと思いました。でも、こういった古い字体って味がありますよね。「不便だ」という理由だけで今風の活字に変えてしまうのは、もったいないような気がします。

投稿: ありちゅん | 2006年8月 6日 (日) 14時38分

ありちゅんさん、こんにちわ。
ジュッタリーン、読めません・・。昔の資料とか調べているとしばしば出てくるんですが。
ドイツに来て数年たって、父親が遊びにきたとき、ドイツ語のカードを蚤の市で気に入って買って帰って来たんですね。
で、何が書いてあるか教えて、と言われて、自慢げに読もうとしたらジュッタリーンで、読めなくて焦ったことがあります・・。
筆記体の書簡などは、もう暗号の域ですね。
翻訳してと言われても、まずそれ以前に何が書いてあるのかも読めないという・・・。

投稿: kio | 2006年8月 6日 (日) 17時48分

kio さん、いつもありがとうございます。そういえば今から20年くらい前、あるおばあさんに住所を書いてもらったのですが、それが読めない・・・!達筆であることは分かるのですが、とにかく読めない!もしかして、ジュッターリンシュリフトをやめてから、識字率が上がったかも・・・なんて思ってしまいました。

投稿: ありちゅん | 2006年8月 6日 (日) 23時41分

ほんと、難しい文字ですよね。書くのも大変そう・・。
そうそう、ありちゅんさん、まったくこのお話に関係ないんですが、知り合いの方(昔フランクフルトとベルリンにいらっしゃったすてきな方☆)が『世界コスプレサミット』の写真をアップしたのを見つけたので、ここでお知らせを・・。

http://www.okada.de/blog/blog.htm

しかし、すごい写真です。
そして、世界コスプレサミットなるものが日本で開催された、ということに感激??しています・・。

投稿: kio | 2006年8月 7日 (月) 05時44分

kio さん、さっそく拝見しました。コスプレサミットってネーミングからしてクールですね♪ あぁ、行ってみたい・・・。そういえば昔から、竹の子族を見たりとか好きでした。自分ではあんなカッコしないけど、プロ級の華やかさって好きでした。kio さんが、「すてきな方☆」って書いていらっしゃるので、私としては是非ご本人のお写真も拝見したい・・・と、ここまで書いて、もう一度ご紹介いただいたサイトを拝見しました。スーツを着ていらっしゃる方がご本人ですね。

投稿: ありちゅん | 2006年8月 7日 (月) 14時36分

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