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2006年9月18日 (月)

習志野俘虜収容所 ある日のお献立(その4)

久しぶりに習志野収容所の当時の献立表を眺めておりました。そしたら「げげっ」と驚くことが。先日、ザリガニっぽいエビという記事でご紹介いたしました、Leipziger Allerlei という料理が献立表に載っているじゃないですか!これ、メジャ~なお料理だったんですね。ビックリです。このザリガニの代わりに何を入れたんでしょう?車エビかな?ボタンエビかな?甘エビかな?おっと、おすし屋さんと間違えた。今日、初めて当ブログに来てくださいました方、よろしければこちら♪の下のほうをご覧くださいまし。

私ったら新しく「俘虜収容所」というカテゴリーを作っちゃったりなんかして・・・

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Sonntag 8.12.

Suppe
Roastbeef
Leipziger Allerlei
Kuchen
Kartoffeln
Aufschnitt

12月8日 日曜日:

スープ(これだけでは、何のスープか分かりませんね。残念!私が好きだったLinsensuppe(レンズ豆のスープ)だったりして・・・。

ローストビーフ(すごいっ!豪勢です。)

ライプツィガー・アラーライ:Allerlei は辞書では「混合物」「ごたごた」という訳が載っていました。Leipziger Allerlei も小学館の独和に載っています。「エンドウ、アスパラガス、ニンジンなどの入ったライプツィヒ風の野菜煮込み料理」。
キッチン辞典ですと:Mischgemüse aus Spargel, jungen Erbsen, Karotten und Lorcheln.  Statt Spargel wird heute oft auch Blumenkohl beigefügt. (アスパラ、グリンピース、ニンジン、Lorchel(キノコの一種)で作られた野菜料理。今日ではアスパラガスの代わりに しばしばカリフラワーを使う。)レシピを見ますと、塩茹でしてエビの香りを移したバターであえただけみたいなんですが・・・。美味かどうかは不明です。12月のメニューですから、新鮮なグリンピースは手に入らないはず。瓶詰めを使ったんでしょう。案外、瓶詰めも収容所内で作られたものだったりして・・・。

ケーキ(これだけでは、何のケーキか分からず残念。私の好きなSachertorte(ザッハートルテ)だったりして・・・。もちろん、mit Sahne (ミット・ザーネ:生クリームつき)でね! Schwarzwälder Kirschtorte(シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ)でもオッケ~よ♪・・・って、ありえないか。Torte と書いてあるわけじゃないので、どちらかというと Apfelkuchen (アプフェルクーヘン)みたいな焼き菓子かしらん。)

ジャガイモ(調理方法は不明です。できればバターとミルクたっぷりのマッシュポテトがいいなぁ・・・。だけどケーキの後にジャガイモ?きっと順不同なんですね(汗))

アウフシュニット(薄切りのハムやソーセージの盛り合わせのことです。豪勢ですね。日曜日だからかな?)

Leipziger_allerlei_3
先日のとは別の料理本にも載っていました。これは庶民的な郷土料理の本なので、先日載せた写真の料理よりシンプル。オリジナルのレシピにはFlusskrebs(ザリガニ)ちゃんが入っているのですが、検索してみると、入っていないバージョンも見かけました。なお、このお皿は中華皿にも見えますが、たぶん Meißen でしょう。茶色いシワシワのキノコ、毒キノコみたい。

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コメント

Leipziger Allerlei って、野菜好きにはたまらない料理のように見えますね。色彩が美しいです。ぼくはもうちょっと肉が欲しいけど・・・・・
レシピの説明が、ほとんどありちゅんさんのリクエストになってしまっていて笑えます(^^)v

なにかヘマをしたときに「あらら!」と言ったら、それを「Allerlei」と言ったと思われて、しばらく話が噛み合わなくて???だったことがありました♪「野菜がお好き?身体にいいわよね♪」とか言われて・・・・・(^^;)

投稿: 樅の木 | 2006年9月19日 (火) 10時02分

★樅の木さん

こんにちは~。よくよく考えてみたら、寒冷地で新鮮な野菜が採れないドイツであの野菜てんこ盛りの料理、実はご馳走なのかも・・・とも思えてきました。ニンジンやエンドウは別として、アスパラガスとか怪しいキノコとか、高そうな食材ですもんね。ドイツの野菜料理にしては珍しく「固ゆで」だそうです。普通、くたくたに煮てあることが多いでしょ。

そうそう、南部ではFleischkäse のこと、Fleischkas とも言いますよね。ということは、Tenkas というのは、標準ドイツ語では Tenkäse なんでしょうか・・・あらら!違ったかな。

投稿: ありちゅん@やっぱり Erbsensuppe も好き♪ | 2006年9月19日 (火) 11時02分

この献立豪華ですねぇ!ローストビーフにLeipziger Allerlei これが野菜だけでなくザリガニ入り(エビの方が私はいいんだけど・・)とするとご馳走です!これが習志野で食されていたとすると板東でも食べていた可能性大では・・・。エビは鳴門近海でも取れるのできっとザリガニでなくエビが使われたと希望的推察を勝手にしてしまいますが・・。Leipziger Allerlei 写真を拡大して見ると、野菜の間にやはり身のようなものが確認できます。でもザリガニ料理って必ずザリガニの体が飾ってあるのですね。確かにこれを使ってますって感じで出所を明らかにしているって感じだけど、どうもこの姿が野菜の中にあるっていうのに抵抗が・・・。
ところでありちゅんさんはレンズ豆のスープが好きとの事、収容所新聞ではこの豆のスープ・・・どうやらあまり好まれていなかったようで「また豆のスープだ!」「こんなに毎日豆のスープばかり・・」と書かれています。もっともいくら好きでも毎日は飽きるでしょうけれど。

投稿: ろこちゃん | 2006年9月21日 (木) 15時31分

★ろこちゃんさん

コメントありがとうございます。ホント、豪華ですよね。特にローストビーフ・・・。今みたいにオージービーフとかが入ってこなかった時代ですもんね。そもそも牛を飼育していた牧場がどれだけあったか・・・Leipziger Allerlei は日本で調理するのは可能だと思うのですが…(むしろ野菜の種類は寒冷地のドイツよりは多いかも。)。

ところで板東ではお豆のスープばかりだったんですか!何の豆だったんでしょうね。私の想像では、レンズ豆のスープか、えんどう豆のスープかと。大衆的だけど、みんなが好きな味。だけどそれも連日だと、みんな嫌になっちゃうでしょうね・・・。そういえば習志野でも「トマトスープ」とか「かき玉スープ」の場合は ちゃんとそう載っているのですが、単に「スープ」としか書いていない日があるのです。その日はもしかして「豆のスープ」の日だったりして・・・「豆のスープ」とメニューに出すと、兵士たちがガッカリするから、あえて書かなかったとか。

こうして勝手に想像を膨らませるのって楽しいですよね・・・。学者の先生方が苦労して研究なさっているのに、勝手な想像をするのは申し訳ないのですが、でもやっぱり歴史ってロマン。

投稿: ありちゅん | 2006年9月21日 (木) 15時58分

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