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2006年12月20日 (水)

Schwibbogen (シュヴィップボーゲン)

Pb240049 クリスマスになると、エルツ地方にある各家庭の窓を飾る Schwibbogen(シュヴィップ・ボーゲン)。うちにあるのは10センチくらいのミニミニサイズ。立派な物にはとても手が出ません。高いもんね。この発祥の地、Johanngeorgenstadt(ヨハンゲオルゲンシュタット)のサイトを見つけてしまいました↓

シュヴィップボーゲンについて (ドイツ語ですが、写真が面白いです。ぜひご覧になってね♪)

ヨハンゲオルゲンシュタットはエルツ山地の他の町と同様、鉱山で成り立つ町だったようです。この町の名前は初めて聞きました。

<シュヴィップボーゲンの起源>
ヨハンゲオルゲンシュタットの鉱山で働く労働者たちは、クリスマスイブ(24日)を鉱山の入り口付近に設けられた部屋(Zechenstube)で祝うのが慣わしだったとか。その際、鉱山労働者だけでなく、採掘に欠かせない道具を作っていたBergschmiede(Berg は鉱山、Schmiede は鍛冶屋)も一緒にお祝いしたそうです。このお祝いをBergmette と呼んだとか。上にご紹介したサイトのBergmetten というところをクリックすると、着飾った(?)鍛冶屋さんの写真や、お祝い風景を写した写真が出てきます。

ある年、テラーさんという鍛冶屋さんがアーチ型の金属製燭台をBergmette の席に持って来たそうです。これがシュヴィップボーゲンの原形なんですって。同じサイトに写真が載っています。ものすご~くお洒落。うちにも一つ欲しいくらい。この燭台には1778という年号が刻まれていたそうです。2003年、この燭台のレプリカを作る際に詳しく調べた結果、その下に1740と刻まれていたことが分かったとか。このことから、現存する最古のシュヴィップボーゲンは1740年のもの、ということになったそうです。

<名前の由来>
Schwibbogen はもともと、壁と壁の間に渡して補強するためのアーチ型はりを指す言葉だったそうです。鍛冶屋のテラーさんが作った燭台がアーチ型だったことから、この名がついたのではということでした。なぜテラーさんがアーチ型の燭台を作ったのかは分かっていないそうですが、その図柄から天空をイメージしたのかも、とこのサイトには書かれています。

<シュヴィップボーゲンが広まるまで>
このサイトによりますと、この燭台はもっぱら鉱山内で使われていたそうです。これが一般家庭に浸透するのは、大量に生産されるようになった20世紀からだとか。その後、金属製だけでなく木製のものも登場。アーチの中のモチーフも、様々なものが考案されるようになり、エルツ地方を越えて広まっていったそうです。発祥の地のヨハンゲオルゲンシュタットには、数メートルの大きさのシュヴィップボーゲンが設置されているそうですよ~。見たいなぁ。

よく「シュヴィップボーゲンは、鉱山から戻る夫を温かく迎えるためのもの」との説明を見かけるのですが、このサイトを読む限り、鉱山でクリスマスを祝うための燭台だったようですね。それが20世紀になって家庭に浸透したとのこと。知らなかった!

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「ドイツのモノ」カテゴリの記事

コメント

これもすきー
chemnitzでたくさんみた・・・

投稿: spatz | 2006年12月20日 (水) 22時15分

待ってました~!☆シュヴィップボーゲン☆
日本でですが販売してるのみたらお高いですよねぇ。本場ドイツでも高いんでしょうね。ドイツのお家の写真のように窓辺に飾りたいって思って何年もになりますが、いまだに手に入ってません・・・。(クシュン)
でもご紹介のサイトでいっぱい楽しみましたよ~♪おしゃれな鍛冶屋さんたちも、なんかかわいいデスネ。ひとつひとつシュヴィップボーゲンの写真見てたんだけどちょっと気がつきました。今まで私が見たものは天使だったり、鉱夫だったり、樅の木や羊とかやぎとか教会とか冬景色だったりとかだったんだけど、ちょっと違うような登場人物のが、特に古いものにあるように見えます。上半身裸のような南国のような人物が両側に二人ずついるようなのですが?!これは?ちょっと不思議な感じ。

投稿: ろこちゃん | 2006年12月20日 (水) 22時49分

★シュパちん

かわいいよね~Schwibbogen。私も窓辺に飾ってみたいけど、(1)立派なものは高くて手が出ない(2)これを飾って映えるようなおしゃれな窓辺がない(3)窓辺がゴチャゴチャしていてスペースがない

以上の理由で断念しております・・・トホホ。

★ろこちゃんさん

おはようございま~す♪ コメントありがとうございます。素敵ですよね、シュヴィップボーゲン。私は木製のものしか知らなかったのですが、元は金属製だったんですね・・・。アイアン家具って好きなのですが、まさにこれはそれじゃないですか~ うちにあるアイアングッズは傘立てとマガジンラックだけなのですが、おしゃれて見ていて嬉しくなります。アイアン製のシュヴィップボーゲンがあったら惚れ惚れしちゃうかも・・・でも我が家には、そんなおしゃれな燭台が映えるような場所がないなぁ。

ところで南国の人のような絵柄?どれだろう?あとで見てみますね。鉱山労働者たちは暗い鉱山にこもりっきりになるので、明るい国に憧れるのかしら。

投稿: ありちゅん | 2006年12月21日 (木) 07時24分

これ欲しかったのに買っていないんですよ~~~
シュヴィップボーゲンっていうんですか。木製のがいいなあ。リンク先にあった金属製のは、迫力がありますね。原型を知れてラッキーな気分。

投稿: あむ | 2006年12月21日 (木) 13時46分

オイリュトミーのことを書くつもりで忘れてしまいました。アメリカの芸術グループですが、短い動画があるのでよかったらどうぞ~。ページ中の右サイドバーにあります。http://www.newworldtour.org/home.html
こどものシュタイナー教育に関しては、ドイツでは「ヴァルドルフ学校Waldorfschule」という名称でとおっていて、教育用オイリュトミーも専科に組まれています~

投稿: あむ | 2006年12月21日 (木) 16時27分

★あむさんっっ

コメントが遅くなってしまってすみません。昨夜、一度書き込んだのにココログの調子が悪く、朝のぞいてみたら書き込まれていませんでした・・・!ショック!ごめんなさい。

シュヴィップボーゲンの原型、素敵ですよね。私も窓辺にアイアンのを飾りたいところですが、上でも書かせていただいたトホホな理由でかなわず・・・。広くておしゃれな家にこそ似合うシュヴィップボーゲンなのでした。

オイリュトミーのご紹介、ありがとうございます。動画も拝見しました。きれいですね、幻想的で。あの踊りを教えていらっしゃるんですか?あむさんのHPを拝見しましたら、お教室もたくさんあるみたいですね。翻訳との両立が大変じゃないですか? 子供たちはかわいいでしょうが、仕事が重なると大変でしょうね。

投稿: ありちゅん | 2006年12月22日 (金) 07時05分

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