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2007年2月13日 (火)

Feldküche (野戦炊具、またの名を Gulaschkanone)

古い話ですが、グーラッシュを調べているうちに、Gulaschkanone (直訳しますと:グーラッシュの大砲)という言葉に行き着き、「おっ」と思って記事にしたことがありました。兵士たちの食事を作る設備ですよね。一般的にはFeldküche と言うんだそうです。

Gulaschkanone (フィ~ルドキッチン)(過去の記事です)

今回、とある作品でこの設備を発見。ひょっとしてコレかな↓?

P2120034

全体が映っていないのが残念。ドイツ語の Wikipedia で改めてFeldküche を調べてみました。ドイツでこういった設備を作ったのは、圧力鍋で有名なFissler (フィスラー)社。会社がフィスラー家によって設立されたのは1845年。そして1892年に同社が可動式の Feldküche を“発明”した、とHP に書いてありました。この写真がフィスラー社製のものなのかどうか分からないのですが、これに近い形だったのかしら・・・。

なお、ウィキペディアの記事によりますと、グーラッシュやシチューを煮込んだだけでなく、兵士のシャツを煮沸するのにも利用したとか・・・。たしかにドイツでは一般家庭でも洗濯物を熱湯で洗濯しますし、ノミやダニも一網打尽!でしょうが、食事と同じ鍋だなんて・・・。ま、いっか。殺菌消毒しちゃえば大丈夫。 なお、現代では災害時や大きな催しなどで大活躍だそうです。

午後追記:イメージ検索で見つけてしまいました。1916年製のようです。鍋の中身はなんでしょう? Gulaschkanone (画像です) 

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コメント

グラーシュとシャツを同じ鍋で煮るってなんかやですけど、
煮洗い自体にはすごく興味がありますね。
私はドイツというか外国に住んだことがないので、実際に
どういうものなのか見たことがないのですけど、年末に
雑誌の整理をしていたら、ある記事に日本で暮らしている
ドイツ人の女性の「子どもが赤ちゃんのとき、煮洗いして
しまっておいた下着は、5年経っても傷んでいなかった」と
いうコメントが載っていて、なるほどと思いまして。

確かに殺菌は最強ですね。

投稿: Kunka | 2007年2月13日 (火) 14時15分

初めて知りました。屋外では大活躍しそうな設備ですね。なんとなく戦車っぽいところがドイツらしい気も・・・。
グーラッシュは大大大好物なので、洗濯事情はわかりますが、ちょっとゲンナリします~。私の経験では、ドイツの煮洗いは綿製品をボロボロにしてくれました。煮沸なんだから菌の心配がなくて良いじゃない、と前向きに捉えておりましたが~

投稿: あむ | 2007年2月13日 (火) 15時58分

追記されているGulaschkanoneの画像はインテリアにしても良い位ステキですね。雰囲気あっておしゃれな感じ。1916年といえば第一次大戦中。なのに戦車っぽくはないです。
服の煮沸ってドイツ特有の習慣なんでしょうか?型崩れなんてなんのそのって感じですよね。他のヨーロッパ圏はどうなんでしょう。

投稿: ろこちゃん | 2007年2月13日 (火) 19時09分

★kunka さん

こんにちは~。いつもありがとうございます。現代人の感覚からすると、食事と煮沸消毒が同じお鍋、というのは抵抗ありますよね。しかも兵士のシャツですから、恐らく汗まみれ、ダニやノミもいたでしょうし・・・煮沸するとダニちゃんが浮かんでくる、と想像しただけでしぇーーーとなりますが、不便な生活を強いられる兵士が気の毒かな、という気がしてきました。彼らだって快適な生活がしたいはずですもんね。煮洗い、別記事に書いてしまいました^^

★あむさん

大昔、まだ私が若かりしころ(涙)、ホームステイしたお宅で洗濯をしていただきました。ところがね~お気に入りのシャツがゴワゴワに・・・。日本の服って、風合いを大事にするのか、実用的ではない面がありますよね。化繊を混ぜたり、飾りがついていたり。ドイツのお母さんはあまりそういったことを気にしないので、熱湯で洗ってくれたのでありました。パンツ(ズボンのことよ♪)も、そのままパンツだけで立ってくれちゃいそうなくらい硬~く仕上がってました。

★ろこちゃんさん

こんにちは~ そうなんです、イメージ検索で気に入って、リンクさせていただいちゃいました。おしゃれですよね。記事に載せた映像のほうは第二次大戦、という設定なので、だいぶ新しいもののようです。Wikipedia によると、このグーラッシュ大砲が活躍したのは第一次大戦、とありました。となるとバルトの楽園の時代・・・。

投稿: ありちゅん | 2007年2月14日 (水) 07時41分

グーラッツシュカノーネですが、この映像で見ると第二次大戦中の物ですね。 一次戦の物と少しだけ違います。
詳しいことは、タミヤという会社から出ているプラモデルで、解説や構造が分ります(馬付き)。
良い置物になるともいます。
料理の内容は、このサイトで見てください。
http://www5.ocn.ne.jp/~slg/saigen1.html
日本の「野外炊具」もお勧めですよ。
「野外炊具」「野戦糧食」で検索すると、現在の兵士が何を食べているか良く分ります。
日本の自衛隊は、野戦洗濯車まで持っていますし、ボイラーで湯を沸かして使っているようですね。

投稿: AIRSHIP | 2007年3月 2日 (金) 21時59分

★AIRSHIPさま

はじめまして。コメントをありがとうございました。サイトのご紹介もありがとうございます。もしかしましてこのサイト、AIRSHIP様が制作なさったのでしょうか?お食事のメニュー、食い入るように見てしまいました。すごいご馳走ですね。こんな豪華なメニューがしょっちゅう出たのでしょうか???お肉や野菜がたっぷり入ったEirtopf にザウワークラウト、黒パンにデザートのシュトレン・・・。普通の日本人が食べていたらでっぷり太りそう・・・。

ところで今は野戦洗濯車というものまであるんですね。では、グーラッシュカノーネで煮洗いしなくても済むんですね。安心しました(笑) 色々ご親切にありがとうございます。よろしければまた色々ご教示くださいませ。

投稿: ありちゅん | 2007年3月 2日 (金) 22時12分

早速のお返事有難う御座います。
あのサイトは、残念ながら私の物では有りません。
当時のドイツ軍は、一日に大体肉グラム、パン何グラム、タバコ何本ちいった風に配給され、中隊単位に調理されたようです。  調理人の腕によって、悲惨な物からご馳走まで有ったようです。
アフリカの砂漠で、誕生日のケーキまで作る様な調理人が居たかと思うと、下宿人料理しか出来ない者まで居たようですからね。 
その他、製パン中隊や、食肉処理隊まで揃えていましたから。
現在のドイツ軍の「野戦糧食」の内容は、此処のサイトを覗いてください。
http://10.studio-eb.net/~phototec/gmn1.htm
私は、ナポレオン時代の胸甲騎兵の格好で、遊んでいる様な、ミリオタの一人です。

投稿: AIRSHIP | 2007年3月 2日 (金) 23時18分

★AIRSHIP様

コメントをありがとうございます。あまりの衝撃に、即レスさせていただきました。

>ナポレオン時代の胸甲騎兵の格好

イメージ検索してみたのですが、もしかしましてこういう格好でしょうか・・・?

http://www.asahi-net.or.jp/~PH4M-TIRK/Fa-21.htm

「ベルバラ」でオスカルが着ていた軍服は、実はナポレオン時代のものだと池田理代子さんが書いていらっしゃいました。それに近いですよね。外していましたら、すみません。

古い記事でご紹介したお話なのですが、「ベルリーナ」という揚げパンは、遠征先でパン焼き釜がなかったために、苦肉の策としてフライパンに油を多めに入れ、揚げて作ったのが始まりとする説もあるそうなのです。もし本当だとしましたら、これを食べられた兵士は幸せだったろうな~などとついつい思ってしまいました。

投稿: ありちゅん | 2007年3月 2日 (金) 23時32分

ありちゅん様
どうもチャットみたいに成ってしまいましたが、あのイメージどうりです。
この格好でコミケに行ったら、あの込み合った通路がモーゼの十戒の様に道が割れ、歩き易かったです。
然し私(清朝182cm体重78k、胸甲23k、ヘルメット1.5k、サーベル4k軍服その他を併せると120k近く、この格好でサラブレッドに跨ったら、重さに嫌がられ即振り落とされました。
近頃の乗馬クラブの馬は、競馬上がりのサラが多いので、ベルシュロンのような大きい馬が欲しいところです。

投稿: AIRSHIP | 2007年3月 3日 (土) 00時00分

★AIRSHIP様

コメントありがとうございます。やっぱりあの格好をなさったんですね・・・・(しばし絶句)道が割れた様子、思わず想像して大ウケ。
もしかしまして、コスプレの楽しさも満喫なさっていたのでしょうか。拙宅にはミリタリー関係にお詳しい方も遊びに来てくださるのですが、たぶんこの衣装は着ていらっしゃらないと思うのですが・・・(どうでしょう?N様、、U様、O様。)78kg+23kg+1.5kg+4kg+その他モロモロで120kg近くとなると、確かに馬もひょえーーー状態かと。農耕馬みたいな馬のほうがいいのかもしれませんね。

身長が182センチもおありとか。きゃ~ スゴイ!カッコいい!もう私の頭の中では、昔憧れたベルバラのオスカル様と結びついております。

投稿: ありちゅん | 2007年3月 3日 (土) 08時50分

ありちゅん様
ナポレオンの胸甲騎兵で驚いてはいけません。
http://avalon.tsukaeru.jp/  (若し出なかったら「アヴァロン、西洋甲冑」で検索を)
このサイトの写真集を見てください。 西洋甲冑を着て、木刀に薄いゴムを巻いて実際に殴り合って勝負する、見応えの有るグループです。
日曜日に、小金井公園で練習していますので見学に行っては如何でしょう。
ミリタリーですが、「ブラックホール」と言うイベントが5月の連休に浅草の都産貿で有ります。
軍の払い下げや、専門書、実銃(無可動)、軍服、その他の大安売り大会です。 此処で亜ヴァロンが、公開試合を見せてくれます、買い物がてら遊びに来てはどうでしょう?

PS.  パーティーでもなさる時は、リクエストにお答   えします。(宝塚のハンサム顔では、有りませ   ん。 御覚悟の上で・・・)

投稿: AIRSHIP | 2007年3月 3日 (土) 12時43分

★AIRSHIP様

コメントありがとうございました~ リンクしてくださり、ありがとうございました。なぜか飛ばなかったので、キーワードを入れて検索してみました。

・・・あった、あった。オドロキ。すごい!こんな団体があったとは・・・。「ブラックホール」も存じませんでした。本物の払い下げだとすると、マニア垂涎のお品も出るのでしょうね。おもちゃじゃないわけですから。

>買い物がてら

わ、私が買えるものも売っているんでしょか。私が軍服着ると周りがヒイてしまうかも・・・それにしてもミリタリーの世界って奥が深いんですね。うすうす気づいてはいましたが、私が思っていたよりも深い・・・

投稿: ありちゅん | 2007年3月 3日 (土) 16時42分

ありちゅん様
ブラックホールとは、こういう物です。
http://www.blackholeshow.com/blackholeofficial.html
コミケの、軍用品版といった所です。 コスプレも世界各国のあらゆる時代の軍服です。
売り物も5百円均一の小物から、百万円の日本刀まで、軍服も一着千円位から有ります。
ドイツ軍の飯盒や、カトラリーセット等如何でしょうか?  「戦闘糧食」等買って食べるのも良いのでは?  一人前、千三百円位です。
http://phototec.hp.infoseek.co.jp/mretop.htm
このお店の、「ヴィクトリーショー」と言う即売会にも、珍しい物が多いです。 このお店主催のお莫迦イベントも楽しいですよ。 真冬の富士裾野で、テントを張って戦争ごっこをやったりしますから。

投稿: AIRSHIP | 2007年3月 3日 (土) 21時49分

★AIRSHIPさま

おはようございます。コメントありがとうございます。ご紹介いただいたサイトも拝見しました。・・・スゴイ!オドロキです。しかも画像から盛況ぶりが伝わってきました。大きなイベントなんですね。私は恥ずかしながらこの分野にはとっても疎かったのですが、仕事柄「分からないよ~」とも言っていられず、少しずつ勉強していこうと思っています。でも素人がほんの少しかじっただけで理解できるような世界じゃないんですよね。奥が深~いです、ホントに。また色々ご教示くださいまし。ところでドイツの「野戦糧食」ってカロリーが高そうですが、どの国もそうなのかしら。甘いデザートがついているのがドイツらしいな~と思いました。日本人ですと、油でこってりの食事の後に、さらにバター&砂糖たっぷしのデザートは喉を通らないですよね。でもドイツの方々はそれがオッケ~だから驚いちゃう。

投稿: ありちゅん | 2007年3月 4日 (日) 09時08分

ありちゅん様
ドイツの野戦糧食ですが、第二次大戦中のドイツ軍の野戦口糧にもチョコレートが付いていました。
疲れた時に、カロリーが高く栄養の有る物を取って歩き続けたのでしょうね。
北の国ほどカロリーが高い糧食をとる傾向があります、それに脂肪分が多くないと凍死の可能性が高くなります。 ノルウェー軍の物など4500k㌍モアって、日本で完食したら太りそうですが、北の国では死にたくなかったら食べるしかないのでしょうね。
ブラックホールで2次大戦中のドイツ軍チョコレートがが売っていました(同じメーカーの同じレシピの物)美味しかったですよ。
ありちゅん様が軍服を着ると、みなが引く何て有りませんよ。  欲を言えば、軍服は上着だけ、下は編みタイツをガーターベルトで吊り、真紅のハイヒールという艶姿を見せていただきたい物です。
1次戦中のドイツ人捕虜収容所の話がありますが、このサイトにも板東や松山の収容所の記事が有ります。
ちょっとふざけて書いてありますが、ソースはかなり確かです。  下から3分の一位からです。
http://maa999999.hp.infoseek.co.jp/ruri/gulfwar_02_03.html
ドイツを誉め捲くっていますが、かなりイッチャッテるサイトです。

投稿: AIRSHIP | 2007年3月 6日 (火) 00時11分

★AIRSHIPさま

おはようございます。コメントをありがとうございました。第二次大戦時代のチョコレート?すごく興味あります!きっと当時の復刻版なんでしょうね。どこのメーカーだろう・・・見たいなぁ。ドイツの方々は普段から脂の摂取量が半端じゃない!と思います。あの大きな体を維持するためですもんね。加えて戦時中でしたら、相当なカロリーを要したであろうことは想像つきます・・・

>艶姿

・・・うーん、もちっと若かったらそれもアリと思いますが(うそ)、今やったらやっぱり周囲がヒクこと間違いなし。

サイトのご紹介、ありがとうございました。ちょっと(いやかなり)偏向している感は否めませんが、収容所内で発行された「ディ・バラッケ」をソースにしているんですね。私も最近、CD-ROM版を購入いたしました。でもあのサイト、どなたが作ったのかしら。作るだけで膨大な時間がかかりそう・・・

投稿: ありちゅん | 2007年3月 6日 (火) 06時38分

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