Schmalzsamstag ~ 揚げパンを揚げる土曜日
昔は聖灰の水曜日の前の土曜日(今年は今日がその日に当たります)に、揚げパンを作る風習があったとか。聖灰の水曜日から断食の期間に入り、バターや卵、生クリームなどは控えることになります。その期間に入る前に、家にある材料を使ってしまわないと!ということで、普段の朝食でも揚げパンが出されたんだとか。
前にも書かせていただきましたように、この揚げパンは地方によって呼び名が変わります。Berliner Pfannkuchen、Krapfen、Kreppel などなど。
で、揚げパンを作る日をSchmalzsamstag (脂の土曜日)と呼んだんだそうです。もっとも、今では年がら年中揚げパンが売られていますので、カーニバルの土曜日はFaschingssamstag と呼ぶほうが一般的だということですが。
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<おまけ>
Schmalz は、ラードやヘットといった、動物性油脂を指します。クリスマスに Gans (ガチョウ)をオーブンで丸焼きにしますが、その際 天板にたっぷり脂がたまりますよね。日本人なら、「余分な脂」とうことで、当然捨てちゃいます。でも、香辛料などが混じった脂なので香りがいいんだとか。お世話になったドイツ人老夫婦はその Gänseschmalz (鵞脂)を壺に入れ、冷やして固まったら黒パンに塗り、Schmalzbrot (脂を塗ったパン)にして食べていました。げげっ コレステロールが高くなりそう・・・でも、物がなかった時代は、こうした脂も貴重品だったのかもしれませんね。よく考えてみると、当たり前のようにたっぷり塗り塗りしているバターだって動物性油脂だし。第二次大戦前後の混乱した時代を生き抜いてきた方々ですから、物を大切に使ったんでしょうね。
でもね、困ってしまったのがオヤジギャグ。そのSchmalz 入りの壺を指差し、「ほらほら、Ohrenschmalz (耳の脂=耳垢。汚い話題ですみません)だよ~」と毎回のように言っては喜んでいました・・・。耳垢を壺にためてどうする!もちろん周囲は「しーーーーん」と静まり返っていましたが。
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