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2007年3月28日 (水)

昔の農家の昼食と夕食

昨日の午後から先ほどまでブログシステムのメンテナンスだったようで、更新などができませんでした。ココログは最近トラブルが多いので、データが消滅するんじゃないか、と少し心配。
 
ブログを読んでくださっている方々、いつもありがとうございます。うすうすお気づきとは思いますが(いや、バレバレかも)私ったらドイツの食文化に興味がありまして・・・。「食文化」と言うと聞こえがいいのですが、よーするに「食いモン」です、ハイ。宮廷で出されたようなご馳走ももちろん好きなのですが、庶民が日常的に食べていた(る)ものにヒジョ~に惹かれます。グミなどの駄菓子に惹かれるのも、ドイツ人なら誰もが知っている味、誰もが懐かしいと思うものだからなのでした。また、そういった「食べ物」の由来などを調べると、ドイツ人気質が見えてくるような気がいたしまして・・・
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<昔の農家の昼食>
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で、私の個人的趣味で1930年代のバイエルン北部で一般的だったという農家の食事について書かせていただきました。朝食と同様、質素であるのは昼食も同じだったそうです。スープにジャガイモ、ザウアークラウトに野菜、そしてお団子 (Knödel)。燻製肉(ベーコンでしょうね)は細か~く刻まれていたため、料理に入っていてもほとんどその姿を拝むことはできなかったとか。祝祭日になりますと、もう少し大きめのお肉が食べられたそうです。たらふくお肉やソーセージを食べられるのは、家畜を解体した時。以前、ブログでSchlachtplatte (畜殺の皿)をご紹介したことがありますが、こういった機会が楽しみだったみたいですね。あとはKirchweih (10月か11月に行われる教会のお祭り。屋台や見世物小屋が立つんだそうです)とクリスマス、そしてカーニバルなどのお祝いの時のみだったそうです。
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メニューは単調で、同じような食事の繰り返しだった、とあります。毎週金曜日は肉類を口にしない日で、粉料理が多かったとのこと。ライ麦粉とイーストでこねた生地を丸めてオーブンで焼いたロアヌーデルン (Rohrnudeln) や、同様の生地を蒸し焼きにした ダンプヌーデルン (Dampfnudeln)。小麦粉はぜいたく品だったため、食事に使うのは特別な日のみ。当時よく言われた言葉が Ein Vielfrass wird nicht geboren, sondern erzogen. (大食いは生まれつきではなく、教育によるもの)。しつけ次第で幾らでも小食になる、と信じられていたのでしょうか・・・。とくにドイツの大柄な男性ってものすごーく食欲旺盛ですよね。それを考えると気の毒な気がします。ロアヌーデルンやダンプヌーデルンは後日、レシピをご紹介しちゃいます。
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<午後のBrotzeit>
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農作業は過酷な肉体労働。午後にも間食 (Brotzeit) の時間があったそうです。でも、乾いたパン一切れとジャガイモ、それに水か牛乳が一般的だったとのこと。何かお腹に入れないともたなかったのでしょうが、質素だったんですね。
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<昔の農家の夕食>
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Nicht weniger anspruchslos war auch das Abendessen. (質素という点では夕食も負けていない)といった文章でこの説明が始まっています。この本で随所に見られる、質素を意味する anspruchslos という言葉。食卓の中央に置かれたのは粉料理かジャガイモ料理。それに牛乳とパン。ドライフルーツから作ったコンポートが出ることもあったそうな。あれ?Kalt (冷たい夕食)じゃなかったのかしら。ドライフルーツは、パンを焼いたあとの余熱を利用して作っていたんだそうです。なお、ヨーグルトとフレッシュチーズの中間みたいなトップフェン(Topfen =クヴァルク、凝乳)も好まれたそうです。
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この本では黒パンについても詳しく書かれていました。数週間に1度、家の外にあったパン焼き釜でまとめて焼いていたんだそうです。明日にも黒パンについて書かせてくださいね。
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あーーー これを書いているうちに、「Heimatbilder」の本のページがバラバラに・・・。古い(といっても20年なのに)本のせいか、糊がバリバリになっているのです。読んでいたページが本から外れてしまいました。ガッカリ

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コメント

ドイツの朝食、と言えばBroetchenですけど、時代によってさまざまなんですね。
ドイツ人は朝が早いから、午前中にもう一度エネルギー補給しないと無理なんでしょうね。わたしの知人でも、工場勤務だったと思うのですが、午前中に時間を見つけて(作って?)Butterbrotを頬張ると言ってましたね。ビールなんかも飲むとか・・・

あんなに体格の良いドイツ人が、こんな質素な食事で、あの身体はどうやって出来るのか不思議にも思いますが、考えてみれば牛だって草ばっかり食べてあの肉が出来るんだから、不思議ではないのかも知れませんね。

投稿: 樅の木 | 2007年3月28日 (水) 21時56分

★樅さま

こんばんは~♪お仕事ひと段落つきました?樅さまの美声を聞くとなんだかホッとします。

そーですよね。朝はやっぱり焼きたてのBrötchenでしょ、とついつい思ってしまうのですが、1930年代の農家では小麦粉はぜいたく品だったそうな。でもね、この本によるとライ麦などの全粒粉を食べていたおかげで栄養はバッチリだったそうです。牛乳はたっぷり飲めたみたいですよ。草をもりもり食べて大きくなった牛のお乳だから、それを飲んだドイツ人もあれだけでっかくなれたの鴨。

投稿: ありちゅん | 2007年3月28日 (水) 22時22分

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