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2007年3月11日 (日)

1939年9月1日のラジオ放送

またまた新書「字幕屋は銀幕の片隅で~」の話です。この中に書かれていたことで、私も「おぉ~」と思ってしまったことが。映画の演出上のお話ですが、どの国にも大多数の人が、「あぁ、このことか」と理解できる共通認識がある、ということ。たとえば日本の場合、玉音放送を流せば、「あぁ、戦争が終わったんだな・・・」と分かりますよね。余計なテロップやナレーションは不要です。ところが日本では常識でも、海外では必ずしも常識ではなかったりします。ですので、この映像を海外に流す場合は何らかの形で補足する必要がある、というお話でした。うん、確かにそうだ。この本にあるように、「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び・・・」を直訳しても、外国の人にとっては「???」かもしれません。

同じようなことがドイツ映画でもあるな、と思い出しました。戦争関係にお詳しい方にとっては常識なのだと思いますが↓ヒトラーの演説です。

Seit fünf Uhr fünfundvierzig wird zurückgeschossen.  Und von jetzt ab wird Bombe mit Bombe vergolten.  Wer mit Gift kämpft, wird mit Giftgas bekämpft.

ドイツ軍によるポーランド侵攻(無知な私が説明するとボロが出ますので、こちらをご覧ください。「5時45分より・・・」のくだりです。私が何か違ったことを書いていたり、誤認識があったりしましたら、教えてくださいね。)

ヒトラーの演説がラジオで流れ、これを聞いた人が「とうとう恐れていたことが起きた・・・。戦争(第二次大戦)がいよいよ始まってしまう・・・」と理解する、といったシーンを何回か見たことがありました。これはドイツ人の共通認識なのだと思いますが、日本人ですと、みんながみんなピンと来るとは限りませんよね。ですので、前後のセリフにさりげなくその旨を盛り込まないと内容が正しく伝わらないことも・・・。

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映画の中で初めてこれを聞いたときは驚きました。 Bombe mit Bombe、Gift mit Giftgas (爆弾には爆弾で報復し、毒ガスには毒ガスで応戦する)、といったくだり。侵攻を正当化する演説なのですが・・・

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