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2007年4月 5日 (木)

Sorben (ソルブ人)

先日、イースターエッグ(Osterei)を検索しましたら、ドイツ国内に住む少数民族「ソルブ人」のイースターエッグマーケットに関するサイトを見つけました。華やかなイースターエッグは各国で見かけますが、ソルブ人たちの卵は一段と美しいんだそうです。

ソルブ人についてはご存じの方も多いと思います。ドイツ東部のラウズィッツ (Lausitz) 地方に住んでいるスラブ系民族で、独自の言語と文化を持っています。チェコやポーランドにも近い地域で、ソルブ語では「ウジツァ」地方。大昔、大学の講義でこの民族のことを初めて知り、へぇ~と思ったのを記憶しています。その後、この地方に伝わる伝説「クラバート」に出会いました。チェコが生んだアニメ作家 カレル・ゼマンが、この伝説をアニメ化したものです。いいんだな~これが。

余談です:ソルブ人とは直接関係ないかもしれないのですが、この地方に伝わる「ブンツラウアー陶器( Bunzlauer Keramik )」 にも惹かれ、お取り寄せして頼んでしまいました~。典型的なドイツのものとはまた違った、素朴な味わいのある陶器です。もともとはシュレジエン地方にあるブンツラウ(ポーランド語名ボレスワヴィェツ、現在はポーランドの都市)が発祥の地のようですが・・・。こちらも後日あらためて。

ソルブ人についてはコチラを 

華やかなイースターエッグ市場の画像 (ソルブ人のイースターエッグです。下のほうの写真に、ブンツラウアー陶器が写っています♪)

ブンツラウアー陶器の典型的な柄 (焼きが硬くて丈夫。一つ一つが手描きなのです)

Photo_23カレル・ゼマンの「クラバート」についても後日ご紹介させてくださいね。もともと東欧の絵本が好きで、「東欧の絵本展」といった催しがあるとよく見に行っていたのですが、この「クラバート」でも独特の世界が繰り広げられています。CGを使わない素朴な画風、幻想的な色使い、不思議なストーリーがなんともいえず魅力的。宮崎駿監督がこれに影響を受けて、「千と千尋の神隠し」を作ったとも言われています。ナレーションはドイツ語です。

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「ドイツのこと」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。「ポーランド」で検索してこちらに来ました。

ソルブ人はポーランド人やチェコ人と同じ西スラヴ系民族で、言語もポーランド語やチェコ語に似ています。チェコとの間にはズデーテン山地が南部にあるため、ポーランド人に最も近い民族です。中世にポーランド王国が勃興して(とくにボレスワフ1世勇敢王が)各地のスラヴ系少数民族をポーランド王国臣民として統合していったとき、ソルブ人居住地は王国の版図に組み入れられず、神聖ローマ帝国の領土に入ってしまったため、ポーランド人にはならず、ドイツ領内の少数民族として残ってしまいました。

宗教はソルブ人はプロテスタントが多く、ポーランド人はカトリックが多いのですが、言語や習慣、あるいは民族衣装その他の装飾に至るまで互いに良く似ています。

イースターエッグはポーランドのものによく似ていますし、ブンツラウアー陶器はポーランドのボレスワヴィエツだけでなくコウォという街の陶器にもそっくりです。

一説ですが、6-7世紀ごろソルブ人の一部は中世初期からの居住地(現在の西ポーランドからザクセン州にかけての地域)から遠くバルカン半島に移住して後に現在のセルビア人になりました。セルビア人の民族名はソルブと同じ語源です。つまりこの説ではセルビア人(Serbs)とソルブ人(Sorbs)の名称は同じ意味ということです。

ソルブ人地域で最も有名なのが下ソルブ人の地域にあるシュプレーヴァルトです。シュプレー川流域の水郷地帯で、とても綺麗なところです。

投稿: ぴっちゃん | 2007年4月 5日 (木) 20時41分

付け足しです。東欧の絵本の話が出ていたので。

去年、日本では前年にブラチスラヴァで行われた絵本コンクールに入選した中東欧の絵本の展覧会が全国を巡回していましたね。私も行きました。

投稿: ぴっちゃん | 2007年4月 5日 (木) 20時44分

★ぴっちゃんさま

はじめまして!ようこそおいでくださいました。ポーランドにお詳しいんですね。ご専門でいらっしゃるのでしょうか?いろいろ詳しく教えてくださり、ありがとうございます!ソルブだけでなく、チェコやポーランドにも漠然とした憧れがあるのですが、詳しく知らないのです。絵本を眺めたり、雑貨を買ったりするくらいなので。私も中東欧の絵本の展覧会に行きました。カタログも買い、家に帰ってからぱらぱらめくって楽しんでいます。どの作家も素朴でどことなく幻想的。動物が主人公のものも多いですよね。好みの問題だとは思いますが、ディズニーよりずっと好きです。

ポーランドには残念ながら行ったことがないのですが、大昔住んでいた家の大家さんがポーランド人でした。奥様はドイツ人でしたが。ポーランドのドラマは1度だけ訳したことがありました。邦題はどういうのか分からないのですが、チャルトリスキ美術館からダ・ヴィンチが描いた名画「白貂を抱く貴婦人」を盗み出す話だったような…。

ぴっちゃん様、いろいろご親切にありがとうございました。よろしければ、またいらしてくださいね。またお話をお聞かせくださいませ(^o^)

投稿: ありちゅん | 2007年4月 5日 (木) 22時57分

お返事ありがとうございます。
そうですか、絵本の展覧会行かれましたか。会場ではチェコのパペットアニメも放送されてましたね。私はポーランド語が少し理解できるのですが、ポーランド語が分かっているとチェコ語、(上下)ソルブ語、スロヴァキア語がだいたいわかります。世界が広がって面白いですよ。
西スラヴ諸語はドイツ語とは系統がかなり違うのではじめは発音など少し難儀すると思いますが、一度チャレンジしてみてはいかがですか?そして西スラヴ語圏を旅してみてください。
よく「ポーランド」や「チェコ」でブログ検索します。こういった話題のときはまたお邪魔しますのでどうぞよろしく。

投稿: ぴっちゃん | 2007年4月 6日 (金) 20時15分

★ぴっちゃんさん

こんばんは~ 昨夜、今日といろいろ教えてくださり、ありがとうございます。ポーランド語とチェコ語、上下ソルブ語、スロヴァキア語がだいたい分かるなんて素敵ですね。ポーランド語はアルファベットではありますが、飾りのようなものがたくさんついていますよね。ポーランド語のスクリプト(台本)は、思いっきり文字化けしていました(笑)ポーランド語とロシア語も少し似ている、というのを聞いたことがあるのですが本当でしょうか?ただし文字が全く違いますよね。あっちはキリル文字、こっちはアルファベット。

ポーランドの絵本作家 Michael Gejniec (マイケル・グレイニェツで表記は合っていますか?)やJozef Wilkon (oやnにアクサンテギューみたいなのがついています。ユゼフ・ヴィルコンで合っていますでしょうか)の画が気に入り、ドイツから絵本を取り寄せたことがあります。中身はドイツ語バージョンですが、とにかく幻想的で素敵ですよね。隅々までその作家の世界に満ちていて眺めていて飽きません。動物の表情なんて、じーんと来るような何ともいえない魅力があります・・・。

ぴっちゃんさん、また遊びにいらしてくださいね。このたびはご親切にありがとうございました。

投稿: ありちゅん | 2007年4月 6日 (金) 20時59分

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