« Zikade (セミ) と Grille (キリギリス) | トップページ | Gottesanbeterin (神を崇拝する女性) »

2007年5月 8日 (火)

懐かしのベルリン

 この連休はずっと家にいたのですが、最終日は所用で実家へ行ってきました。昨年、何冊かアルバムを持ち帰って古い写真をブログに載せちゃいましたが、まだあったんですね。私もすっかり忘れておりました。「開かずの間(どこのお宅にもあるでしょ、開けると物がどどどーーーっとなだれ落ちてくるようなお部屋が。)」にまだアルバムが何冊か・・・。

 ベルリンを訪れた人なら誰もが行く場所なので、私と同世代の方々は同じような写真をお持ちだと思ったのですが、懐かしいのでついつい載せちゃいました。冷戦時代のものです。

Brandenburger_tor_1

壁崩壊前のブランデンブルク門。ACHTUNG!Sie verlassen jetzt West-Berlin (注意!西ベルリンはここまで)という有名な立て看板。「ご注意!ここであなたは西ベルリンを出ることになりますよ!何があっても知りませんからね!」といった含みのある表現です。学生時代に初めてここを訪れたときは驚きました。そういえばここはいつも人だかりができていましたよね。

Photo_24

国境付近の検問所、チェックポイントチャーリー。アメリカ、フランス、イギリスの管轄化にありましたよね。この写真からは物々しさは伝わってこないのですが、とにかく小心者の私はビクビクしていました。(アルバムには、どの検問所か書いていなかったのですが、別のアングルで撮った写真を日記に載せていらっしゃる方に教えていただきました。同じ建物ですね。焼きそうせいじ様、教えてくださり、ありがとうございました。)

Photo_25

同じくチェックポイントチャーリー。目をこらして見てみると、向こうのほうにペプシコーラの看板が。アメリカっぽい。最近の写真を見ますと、一部だけ残されているみたいですね。

P5060027_1チェックポイントチャーリーにあった博物館の入場券。アルバムにべったりくっついて(涙)剥がれなくなってしまいました。裏面にはRivarol という人の言葉が:
Die Politik gleicht der Sphinx der Fabel.  Sie verschlingt alle, die ihre Raetzel nicht loesen.  Rivarol. (政治はスフィンクスに似ている。謎が解けなかった者をすべて飲み込んでしまうのだ。)

Musium

博物館の中の展示物。有名な写真です。 焦土と化したベルリン。このあともベルリンの苦難の道は続きましたね。

Photo_26

西ベルリン内にあったソ連戦勝記念碑。ここはソ連の管轄下でした。ネットで最近の様子を見ましたが、もう鉄条網なんてないんですね。当たり前といえば当たり前だけど・・・。当時は一種異様な雰囲気がただよっていたような記憶があります。近寄りがたかった・・・。

Photo_28

こういった十字架に胸が痛んだものです。「DDRに7年間拘束されたのち、逃亡中に東ベルリンで射殺」

 初めてベルリンを訪れたのはこれより前でしたが、それまで書物を読んだり、話を聞いたりして想像していたものより実際の雰囲気ははるかに物々しく、強い衝撃を受けました。同じ思いをされた方も多いと思います。かつて1つの都市だったところに2つの体制が存在し、しかもその間は非情な壁で仕切られているという不自然な状態。そんな現実をまざまざと見せつけられたように感じました。西ベルリンでも東ベルリンでも友人宅にお世話になったのですが、どちらもその状態に不思議と慣れてしまっているような印象も受けました。20年前の話。大昔とも言えますし、つい最近とも言えますし。

 ちょうどこの時期、東ベルリンで歌が流行っていたのを今思い出しました。全部は覚えていないのですが、サビの部分で「Berlin, Berlin.  Die Mauer muss weg!」という歌詞が入るのです。どなたか覚えていらっしゃいませんか?もとは西側の歌だったんでしょうか・・・?東ベルリンの友人がこの歌を聴かせてくれて、「Das stimmt! Sie haben recht! (そのとおり!彼ら(=歌手たち)の言うとおりよっっ!」と。こんな歌を聴いてていいんだろうか、密告されてたらどうしよう・・・と真剣に心配しました。

|
|

« Zikade (セミ) と Grille (キリギリス) | トップページ | Gottesanbeterin (神を崇拝する女性) »

「DDR(ドイツ民主共和国、旧東ドイツ)」カテゴリの記事

「ドイツのこと」カテゴリの記事

コメント

ありちゅんさん
カゼぶり返して寝てました、ふー。東ベルリン、なつかしいです。私もドキドキして行きましたよ~。ありちゅんさんと同じような強い印象、体験でした。写真を撮らなかったのでここで見れてうれしいです。駅舎が崩れたままだったり、はだか電球だったりと、衝撃的でした。ほんと、違う体制が並んでいる様子、非情でした。もう20年前になるんですね(いやいや、昨日のことでした)。

投稿: あむぺん | 2007年5月10日 (木) 13時11分

★あむぺん

風邪ぶりかえしちゃいました?タイヘン・・・。せっかくお誕生日なのに。お大事にしてくださいね。かく言う私もイマイチ不調です。近所の中学校は麻疹で学校閉鎖!私って予防接種したのかしら。今更母子手帳で確かめることもできないし・・・(実家に残ってそうですが)お互い気をつけましょう。

20年前・・・まだあむぺんは生まれる前の話ね♪私はゼロ歳児でした(しつこい私)。S-Bahnで国境を越えたり、歩いて越えたり、DBで越えたりと色々やりましたが、いずれにしても緊張しましたよね。国境の係官の人たち、にこりともしないんだもん。

投稿: ありぺん | 2007年5月10日 (木) 22時06分

国立感染症研究所が2007年5月5日までにまとめたところによると、関東南部を中心に麻疹が流行していて、最も大きく流行した2001年に迫る勢いだそうです。幼児期に予防接種を受けたはずですが、その後10数年、国内では麻疹がほとんど流行しなかったため、せっかくできた免疫も、消えてしまうらしく、そのせいみたいです。

投稿: なすぺん@わしは3歳のときやった | 2007年5月11日 (金) 12時15分

★なすPしゃん

関東南部限定なんですか?あれって子供が罹っても大したことないのに、大人が罹ると死にそうになるんだそうですね。コワ~。私は罹患してないはず。大丈夫かな~。そういえば今の子供たちって天然痘の予防接種してませんよね。絶滅宣言はWHOが出したと聞きましたが、ウィルスはどっかの国に保存してあるんじゃなかったっけ・・?テロなどで流出すると怖いですよね。目に見えないウィルスの恐ろしさを思わず実感してしまいました・・・。

投稿: ありちゅん | 2007年5月11日 (金) 18時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« Zikade (セミ) と Grille (キリギリス) | トップページ | Gottesanbeterin (神を崇拝する女性) »