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2007年6月28日 (木)

Campher (樟脳/カンフル剤)

 いつも拙宅に遊びに来てくださり、ありがとうございます。先日、Motten (幼虫が衣類に虫食いを作ってくれちゃう小さなガ) のことについて書いた際、久しぶりに樟脳のことを思い出しました。大正生まれの祖母が着物の保存にこれを使っていたのです。箪笥から漂う独特の香り。これっててっきり日本独自のものかと思ったら、そうでもないんですね。私の中では、着物イコール樟脳だったもので。

樟脳について (樟脳を作っている会社のサイト。これによりますと、元禄年間に琉球から作り方が伝わったとか。)

 ご存じの方もいらっしゃると思うのですが、ご参考までに。今じゃ●シューダとか、タンスに●ンが一般的なので、ビニールに2個1組で入っている白い碁石みたいなナフタリンすら見たことがない方もいらっしゃいますよね、きっと。(そういえば、トイレによく円筒形のナフタリンみたいなのが下がっていたな~。穴のあいた缶に入っているやつ。だんだん小さくなっていくのよね。)

 原料はクスノキ(漢字だと「樟」で、「楠」は本当はタブノキという木を指すんだとか・・・出典:ウィキ)で、ドイツ語だとCampherbaum もしくは Kampferbaum。この木のチップを蒸留させて得た結晶が樟脳なんだとか。樟脳はドイツ語で Campher。実は強心剤や蘇生薬としても使用されたとかで、ここから「カンフル剤」が来ているんだそうです。国語辞典で「カンフル」を引いてみると、語源がオランダ語(Kamfer)となっていました。ってことは、強心剤としてのカンフルも江戸時代に入ってきたのかなぁ?(ふるへっへんど研究家のおそるべきアマチュア様、このあたりお詳しいのでは・・・)今でも、何かを立て直す際に投入する手段を「カンフル剤」っていいますよね。私はこれにプチ感動したのですが、皆様すでにご存じでしたら、すみません。

話は防虫剤に戻りますが、ドイツ語のサイトを見ても、樟脳が虫よけに使われた、とありますからドイツでも同じ用途に使用したみたいですね。

 こうして書いてみると、それほど大したことじゃないのですが、まいっか。プチ感動だったもので、つい・・・

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コメント

あの匂いの強い樟脳とカンフル剤が・・!紹介サイト覗いたら化学工業品として医薬品のカンフル剤と工業品の樟脳・・他にもいろいろありそう・・元が一緒だなんて!驚き!ちょっと雑学博士になった気分です!

ところで今年はかなりの猛暑と聞いて庭に緑のカーテンをしようと張り切って西洋朝顔を植えたのに、ツルの先やら若葉やら食べつくす正体不明の輩が・・。同じ若葉でもゴーヤは食べないのよねぇ。庭にゴーヤだけではカッコ悪いかなぁと花も一緒に這わせようとしたのにかわいそうな朝顔はちっとも大きくなれないで虫の餌に。樟脳が効いたら虫除けとカンフル剤と一石二鳥なんだけど・・。そんなわけないかぁ。

投稿: ろこちゃん@私も感動! | 2007年6月29日 (金) 11時09分

★ろこちゃんさん

そーなんです。知らなくてビックリしたのは私だけだったのかしら?と思っておりました。ご主人さまはご専門では?実はうちの小さな小さな庭に、なんとクスノキが生えているんです・・・。芯を止めてあるので、上には伸びないのですが、太~くなるのではと心配。芯を止めてもらった際、ものすごい香りがしたんですよ。植木屋さんに聞いたら、シナモンの仲間なんだそーです。それっぽい香りがしました。先っちょ、とっておけばよかったかしら。乾燥させて樟脳代わりに・・・なんちゃって。

ところで正体不明の輩って・・・?毛深くてつぶらな瞳のヤツでしょうか。

投稿: ありちゅん | 2007年6月29日 (金) 17時59分

えーっ!ありちゅんさんちの庭にはクスノキがあるんですか?山の方の道の駅でクスノキの枝を虫除けにって売ってるの見た事あります!その時枝だけでなく葉もいいと聞きましたよ。だってその成分を抽出してできるのが樟脳なんですものね。山歩きの時にとか葉を身につけて歩くと虫刺されから身を守るとかも言ってました~。次に小枝を手入れした時には絶対箪笥にクスノキですね!

うちの正体不明の食欲旺盛な輩は、いつ見ても姿を見ることがないのです。でも今朝きれいな黄アゲハが庭のハーブの間をひらひらと・・・。ひょっとして?と疑いのマナコ・・。

投稿: ろこちゃん | 2007年6月30日 (土) 09時40分

★ろこちゃんさん

そーなんです。この狭い、狭~いところに生えてるんです・・・この家を買ったときは(4年前)細い木だったのに、少しずつ太~くなる・・・。植木屋さんに芯を止めてもらったとき、そのにおいはすごかったです。でもね、自然のものだから不快なにおいではないんです。次に剪定してもらうときは葉っぱや枝を残しておきます!

ところで正体不明の輩ってキアゲハ?ツバメの尻尾?燕尾服?同じイモムシ系でも、剛毛が生えていないと「まいっか」という気持ちになりますよね。これって差別でしょうか・・・

投稿: ありちゅん | 2007年6月30日 (土) 18時01分

ろこちゃんさんっ

お庭にハーブ園が? うらやましい・・・いつでも新鮮なハーブティが飲めるなんて贅沢ですよね!うちも一時トライしたのですが、それこそ正体不明の輩のためにせっせとハーブを育てているような日々でした。最後には丸坊主。

投稿: ありちゅん@追記 | 2007年6月30日 (土) 18時02分

いえいえハーブ園などという広いものではありませんのよ。ちょこっとした芝生の庭の隅に少しだけハーブが育っているという程度の・・。料理用にと何種類か植えたのですがいつの間にか他は絶えてしまい、名前も忘れてしまったハーブだけが、毎年勢いよく芝生にまで侵出して育っています。お茶にすると少し癖があって家人には不評なのですが、今ちょうど薄い藤色の花をつけ始めていて、風にそよぐと良い香りがしてきます。このハーブももしかしたら虫除けになるかもしれませんよね。名前何だったんだろう?まずはそこから調べないと。トホホ・・。

投稿: ろこちゃん | 2007年6月30日 (土) 23時48分

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