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2007年6月24日 (日)

チョウとガ

 またまた虫の話で大変失礼いたします。ドイツにおけるチョウとガの区別って、日本のそれと違うな~と思っておりました。チョウやガを表す言葉っていろいろありますよね。Schmetterling、Falter、Tagfalter と Nachtfalter、Motte。どれがチョウでどれがガなのか、よく分からないのです。だもんで検索した結果・・・

Schmetterling鱗翅目(りんし目と読み、チョウ目、ガ目などとも呼ぶそうです)に含まれる、鱗粉がついた2対の羽とストロー状の口をもつ昆虫を指す言葉みたいです。チョウもガも含まれてしまうんですね。
(Insekt mit zwei mit feinen Schuppen bedeckten, meist mannigfach gezeichneten, farbigen Flügelpaaren u. einem Saugrüssel/ Duden Universalwörterbuch より)

Großschmetterling :大型鱗翅類(チョウと大型ガ類)・・・生物学上の用語ではないのですが、昔から一般的に使われている、と Wiki にもありました。大きいチョウやガ(よ~するに、ヒラヒラ系)がこれに入る模様。

Kleinschmetterling:小型鱗翅類(メイガ以下の小型ガ類)・・・上のGroßschmetterling に対する言葉で、衣類につくガとか、家の中で時々飛んでいる小さくて粉っぽいガみたいなのを指すみたいですね。

Tagfalter:独和辞典には「チョウ」とありましたが、Wiki を見るかぎり、昼行性のSchmetterling の総称だそうです。これも生物学上の用語ではなく、口語のようです。
(Schmetterlinge
aus verschiedenen Familien, die hauptsächlich tagsüber fliegen, zusammengefasst. Diese Einteilung hat willkürlichen und nicht wissenschaftlichen Ursprung /Wikipedia より引用)

Nachtfalter:独和辞典には「ガ」とありましたが、Wiki によると、「大型鱗翅類(Großschmetterling)で、Tagfalter に含まれないもの」とありました。夜行性のSchmetterling のほか、柄が地味だったり、保護色だったりで昼間活動していても目立たないSchmetterling も含むとありました。いわゆる「ガ」が多いのでしょうが、この中には地味な柄のチョウもふくまれそう。
(die Vertreter der Großschmetterlinge bezeichnet, die nicht zu den Tagfaltern gehören. Keineswegs alle Nachtfalter sind tatsächlich nachtaktiv, die Widderchen beispielsweise fliegen nur bei Sonnenschein. Die meisten Nachtfalter zeichnen sich durch eine unscheinbare, düstere Färbung aus, durch die sie bei der Ruhe tagsüber gut getarnt sind. /Wikipedia より引用)

Motte:小さくて体に毛がびっしり生えているSchmetterlingで、幼虫はウールや毛皮などに穴をあける、とDuden にはありました。Wiki によると、口語でNachtfalter をMotte と呼ぶことがあるが厳密には正しくないとありました。でも一般的に、いわゆる「ガ」をMotte と呼ぶ人が多いのでしょうね。
(kleiner Schmetterling mit dicht behaartem Koeper, dessen Raupen bes. Wollstoffe, Pelze o. Ä. zerfressen:/Duden Universalwörterbuch より)

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余談ですが:Großschmetterling と Kleinschmetterling を調べていたら、「Großschmetterling は昔から愛好家が採集して標本にするが、Kleinschmetterling に興味を持つのは研究者だけだった」といったことが書いてありました・・・。

余談ですが その2:モンシロチョウは Kleiner Kohlweißling (=小さなキャベツのシロチョウ)、アゲハチョウの仲間の総称は Ritterfalter というんだそうです。キアゲハは Schwalbenschwanz (=ツバメの尻尾)。やっぱりモンシロチョウはドイツでもキャベツが好きなんですね♪

余談ですが その3:セセリチョウ(目が大きくてスティッチみたいな顔をしたチョウ)は、ドイツ語でDickkopffalter というんだそうです。ガンコ(=Dickkopf)なチョウというわけでなく、頭が大きめだからそういう名がついたそうですよ。いわゆる頭でっかち。

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「ドイツ語」カテゴリの記事

コメント

内容と関係なくてあいすみません。
それでもドイツ語が好きなんだワン♪
ってのは、いつからだろう・・・?


投稿: spatz | 2007年6月24日 (日) 22時44分

モッテにはさんざんシルクを食べられてしまいました。服に点々とあいた穴を見てもわけがわからず、ネズミなわけないし~?と思ってドイツ人に聞いたら、繊維を好む「ガ」だといわれました。これにはラベンダーのドライフラワーで対抗するのだといわれ、やってみたら効果アリでしたよ♪

投稿: あむ | 2007年6月25日 (月) 10時59分

★シュパぴょん

コメントありがとうございます~。好きだワン♪になったのは、この土曜日にごじゃります。ちょっと思うところがあり、「ワン」にしました。ってのはウソで、単なる気まぐれです♪

★あむぴょん

コメントありがとうございます。シ、シルク?!?モッテもさぞかし「うんめ~」と食べたことでしょう・・・。昔、ドイツで「Mottenkugelください(この言葉しか知らなかった)」と言ったら、シート状の虫よけをくれました。今でもシート状なのかしら?こんなので効くのかしら・・と思った記憶があります。ラベンダーのドライフラワーが効くんですか?それは香りもいいし、一石二鳥でんな。着道楽だった祖母は、買い込んだ着物には必ず樟脳を使っていました。タンスニゴンとかじゃなくて、昔ながらの樟脳。あれって臭いのよね・・・独特のにおいがするのです。ラベンダーだったらよかったのですが。

投稿: ありちゅん | 2007年6月25日 (月) 16時49分

漫画『三丁目の夕日』で、衣替えの話を読むと、樟脳とナフタリンのことがよく出てきます。この時期になると電車内がナフタリンくさいとか、樟脳は高級だったとか。
最近、あまりみかけなくなりましたね。なつかしいにゃー。

投稿: なすび@猫も好き | 2007年6月26日 (火) 08時52分

★なすびさん

コメントありがとうございます。最近は「タンスに●ン」「ムシュ●ダ」などが一般的で、碁石みたいなモ●ノーや、丸い缶に入ったでっかい防虫剤を見かけなくなりましたよね。独特のにおいがしなくなって久しいような・・・

さっき、樟脳ってドイツ語や英語で何と言うのかな?と思ったら、「カンファー」というんですね。カンフル剤のことなんですって。知らなかったの、私だけでしょうか?

投稿: ありちゅん@カメも好き | 2007年6月26日 (火) 15時10分

Nachtfalter って、遅くまで起きていて夜を楽しむ人のこともそう言うような気がしたんですが、Wikipedia のこの項の記述の Zu den Nachtfaltern werden unter anderem folgende Familien gezählt: の下のリストに Schwärmer ってありますよね。Nachtschwärmer っていう言葉があって、これなんかまさにその意味じゃありませんでしたっけ。

キアゲハがツバメの尻尾ですか。ちょっと脱線しますが、いつも仕事で「燕尾服」を着ていますが、これはドイツ語で Frack ですよね。他の西欧諸国で何というのか知りませんが、西洋から日本に入ったものなのに、どうしてツバメになったんでしょうね。

もっとも我々の場合は、何となくツバメと言うよりもゴキブリやってるみたいな気がしないでもないです。それこそ夜に活動する商売なもので・・・。

投稿: Hitoshi | 2007年6月28日 (木) 15時07分

★Hitoshiさん

こんばんは~ コメントありがとうございます。Nachtfalter にNachtschwärmer の意味があったなんて存じませんでした!ありがとうございます。なんか得した気分です~(^o^)

お仕事柄、燕尾服をお召しになるんですね。かっこいい~!Wikipedia でFrack から英語に飛んだところ、英語ではtailcoat もしくは swallow tailcoat という、とありました。燕尾服は英訳なんでしょうね。イギリス紳士が来ているもの、って感じで英語から日本語化したのでしょうか。ゴキブリだなんて、何をおっしゃいます!多くのお客さんを楽しませていらっしゃるのに・・・

投稿: ありちゅん | 2007年6月28日 (木) 22時25分

あ、確かじゃないですよ> Nachtfalter の件 (^_^;)。

どちらかというと、それが本当かどうか、専門のありちゅんさんに教えて欲しかったんです。

なるほど、燕尾服は英訳だったんですね。まあ、でもやはり我々の場合は活動時間帯からして蛾かゴキブリ辺りが適当だと思います (^_^;)。

それにしても勉強になるブログですね〜。

投稿: Hitoshi | 2007年6月29日 (金) 00時28分

★Hitoshiさん

こんにちは~ コメントありがとうございます。昨日、Hitoshiさんのお知り合いのまこりん様もお見えになりました(^o^) こうやってお友達の輪が広がるのは楽しいですよね。今、独和辞典で引いたら、Nachtfalter に Nachtschwaermer の意味もある、と書いてありました~。Nachtfalter の言葉、私ったら何度も引いていましたのにそこまで目がいきませんでした。最近、めっきり夜に弱くなったからかな~(汗)

皆様からお知恵をいただいて生きております・・・

投稿: ありちゅん | 2007年6月29日 (金) 17時52分

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