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2007年6月20日 (水)

Schwarzwälder Kirschtorte (シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ/黒い森のさくらんぼトルテ)の発祥の地って・・・?

P6200052  あまり世間様には知られていないことなのですが、実は私ったらケーキが好き♪でもって、これまたあまり知られていないのですが、かつてバウムクーヘン(もちろんタワーのやつ)の恵方巻風 丸かぶり(ウソ)&一気喰い経験者。最近は忙しくて作らないのですが、以前はよくレシピ本をめくっては挑戦しておりました。高校の頃、お菓子の研究家として有名な今田美奈子さんの本でSchwarzwälder Kirschtorte を知り、「いつか本物を!」が私の中で合言葉に。念願かなって本場のを食べたときは「うほほ~い♪ 余は満足じゃ~」と悦に入ったものでございます、ハイ。

P6200050  いくつかバリエーションはあるようですが、オーソドックスなシュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテとは:

・チョコレート味のスポンジに、キルシュヴァッサー(さくらんぼのお酒)がしみこませてある
・周囲や間に生クリームがたっぷり♪(生クリームをケチるドイツ人は見たことがないです)
・その間にキルシュヴァッサーに漬けたさくらんぼが入っている
・上に削ったチョコレートがかかっている

・・・と、こんな感じですよね。でもね、誰が最初にこのトルテを考案したのかは不明なんだそうです。シュヴァルツヴァルト(黒い森)地方ではなく、ノルトライン・ヴェストファーレン州(ドイツ北西部です)にあるバート・ゴーデスベルクという小さな町の菓子職人が最初に考案した、という説が有名なんだそうですが、異論も多いとか。何よりもライン地方が発祥の地というのをシュヴァルツヴァルト地方の人は信じたくないんだそうです。うん、分かるような気はする。名前の由来についても諸説あるとのこと。Wikipediaでは4つほど挙げられていました。

理由その1)このトルテに欠かせないキルシュヴァッサーがシュヴァルツヴァルトの特産品であるため、このような名前がついた。
理由その2)上に振りかけてあるチョコレートが、黒い森を連想させるからこの名がついた。
理由その3)昔からあるというSchwarzwaldtorte(シュヴァルツヴァルト・トルテ)の発展形としてこの名がついた。

理由その4)シュヴァルツヴァルト地方の民族衣装(黒いスカート、白いブラウス、赤くてでっかいボンボンがついた帽子)に似ているからこう呼ばれるようになった。

それにしても。このケーキを最初に作ったのだあれ?とソボクな疑問はやっぱり消えません。最近になって、テュービンゲン(シュヴァルツヴァルト地方に近い、ドイツ南西部の大学都市)が発祥の地との説が浮上してきたとのこと・・・

Die rheinische Tortenlegende zerkrümelt(ライン地方のトルテ伝説が、粉々に)

Stammt die Schwarzwälder Kirschtorte aus Tübingen?(シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ発祥の地はテュービンゲン?)

 テュービンゲンの公文書館の調査員が主張しているんだそうです。このトルテは、ライン地方ではなく、テュービンゲンの菓子職人が最初に考案したものだと。ライン地方発祥説には矛盾点が多いのだそうです。ただし、この調査員も「正直言って、テュービンゲン発祥地説を裏付ける確固たる証拠はまだ見つかっていない・・・」と認めていますので、うーん、の感は否めないような。

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「ドイツのお菓子」カテゴリの記事

コメント

食べ物記事のときには一番乗りです。私もこのトルテは大好き!!自分のなかではケーキのなかの王様扱いです。でも私はドイツに行くまで知らなかった~。となりのテーブルのあばさんが食べているのを見て、「私にもあれと同じのちょうだい!」と頼んだクチです。
これは自分の家でも何度も挑戦してますが、キルシュヴァッサーを使って香りはつけられても、この写真のようにふんわり行かないんだよな~。

投稿: あむ | 2007年6月20日 (水) 14時35分

ドイツのケーキ、欲を言えばもう少し小さいといいんですが・・・。

投稿: Hitoshi | 2007年6月20日 (水) 17時21分

★あむぴょん

コメントありがとうございます~ あむぴょんもやっぱりケーキ好きなんですね。どこまでもカブる私たち。シュヴァルツヴぇるだー・キルシュトルテは予想していたお味だったのですが、思っていた以上に美味しかったのがFrankfurter Kranz。そのうち記事に書こうと思いますが、知り合いのお母様の手作りのやつが激ウマ。バタークリームと聞いていたので、子供のころに食べたバタークリーム(ピンク色やクリーム色のバラで、アラザンがのってるやつ)を連想して、食べず嫌いだったのです。出していただいて目からウロコ。あ~ ケーキの話になると血が騒ぐわっっ。

★Hitoshiさん

コメントありがとうございます。Hitoshiさんはドイツにお住まいですから、しょっちゅうドイツのケーキを召し上がっているんですよね。うらやましいです。でもサイズの悩み、よくわかります・・・。最初はおいしくても、サイズが大きすぎて途中から「うぷっ」となることもありますよね。日本人としては、小さなサイズのものを少しずつ多種類食べたいですし。以前もコメント欄で書いたのですが、ドイツでたくさんケーキ型を買って帰りました。ところがどれも日本のオーブンには入らないのです。デカすぎて。日本は直径18センチか20センチが標準ですが、ドイツは28センチくらい平気でありますもんね。ことごとく入口で引っかかってしまいました。

投稿: ありちゅん | 2007年6月20日 (水) 21時12分

う~ん、美味しそう!!って私も食べ物ネタには反応しちゃうタチ。この記事読んでケーキ屋に走ってしまったっわっっ。自分で焼くことも考えたんだけど、そうすると食べ過ぎるのでカットされたのを買うほうが体のためにはいいかな?と・・・。もちろんこのケーキは手に入るわけはないのですが、季節柄サクランボを使ったケーキは何種類かあって、その中から2種類のタルトを買って食べました~!いつかドイツへ旅行して本場のを食べたい~。

投稿: ろこちゃん | 2007年6月21日 (木) 15時26分

★ろこちゃんさん

こんばんは~。コメントありがとうございます。やっぱりろこちゃんさんも甘いものがお好きなんですね♪同志!このケーキ、何度か食べましたが見た目ほど重くなく、あっさりしているように思いました。ドイツの生クリームって日本のそれより軽いように思います。ただ、上でも書いたのですが、デカい。ずっしり。これが日本のケーキのサイズだと、「わ~い♪」と美味しくいただけると思うのですが・・・(途中からうぷっとなる)。さくらんぼ美味しいですよね。でも日本の佐藤錦とか、あまりにも高くて買えません。ダークチェリーが好きなのですが、ポストハーベストの心配もありますしね。さくらんぼをお腹いっぱい食べたいな~~~

投稿: ありちゅん | 2007年6月21日 (木) 23時15分

個人的には「ほんのひと口かふた口で食べれるぐらい小さいのを 1、2種類」でいいんですが、ドイツ人は「たった一つでもたくさんになりそうなほどデッカいのを多種類」食べるのが通例なので、お茶に呼ばれるとやや拷問に思えることがありますね。「あ、今日は午後にお茶に呼ばれてるんだった」というときは、お昼御飯は超軽くするか、場合によっては抜くことさえあります。

奥さんの手作りということで、その 28センチだかの大きな型で焼いたらしい円形のケーキが三種類ほどテーブルに並びまして、奥さんが「さあ、どれにしましょうか?」と聞いて来るので「あ、じゃ、そのリンゴケーキを」とか言うと、ナイフをあてて「このぐらい (の大きさ) ?」と言われます。

「もうちょっと小さく」「じゃ、このぐらい?」「もう少し」という具合に出来るだけ小さくしてもらうのですが、あんまり小さくしたのではせっかくの手作りなのだから悪いと思い、「あ、そのぐらいで」なんて言います。

それを食べ終わると「さあ、次はどれにします?」と来ます。こうして全部の種類を「腹一杯」御馳走になります。まあ、別に全部試す義務はないんですが、何となく japanische Hoeflichkeit の習性でつい・・・。

ドイツ人はそれらを生クリームを山ほど乗せ、いかにも幸せそうにぺろりと平らげますよね。そんなことはもうわかっていることなのに、今でもお茶会が終わると連れと一緒に「本当にドイツ人って甘いもんが好きだよな〜」と感心します。

ドイツ人の場合、むしろ男性に甘い物好きの人が多いようですね。やはりそれが「おふくろの味」だからでしょうか。

御丁寧にも「あら、大分残ったわ。持ってお帰りなさい」とお土産にしてくれることもあったりなんかします。もちろん「おお、だんけ」と言って受け取ります。

投稿: Hitoshi | 2007年6月22日 (金) 01時26分

★Hitoshiさん

コメントありがとうございます。その風景がよーく想像できて、思わず笑ってしまいました。日本人の男性って甘いものはあまり食べないですよね。お酒を飲む方は特に甘いものを敬遠するような・・(違う?)でもドイツ人ってどっちもいけちゃう。お酒もオッケー、お菓子もオッケー。お昼にヘビーな食事をいただいた後、1時間くらい散歩してからまたお茶になりますよね。するとHitoshiさんが書いてくださったように、でっかいケーキが食卓に並ぶ・・・。しかもずっしり系。日本に駐在していたドイツ人が、「日本のパンもケーキも綿(わた)を食べているようで、食べた気がしない」と言っていました。確かにドイツではパンもケーキもずっしりしていますもんね。重い!日本は和食や和菓子の影響もあるのか、「ちんまりしていて繊細」「はかなげ」「口の中でほろほろと崩れる」「見た目が綺麗」・・・といったのが好きですもんね。だからケーキにも同じような傾向を求める気がします。

だけどケーキを焼くのって結構たいへん。お客様に喜んでもらうために、食事以外にもケーキまで手作りしてくださるのって本当に心づくしのおもてなしですよね。ドイツの人たちって、「心でもてなす」のが上手だな~とよく思いました。

投稿: ありちゅん | 2007年6月22日 (金) 08時24分

ぬおー、出遅れました!せっかくのお菓子話なのに。まだドツボにはまりっぱなしなので~(涙)

このケーキ、大学の学園祭で語科の喫茶店のメニューとして出していました。私たちの年は他に、ザッハートルテ、カーディナルシュニッテン、シュトレンというメニューだったような。シュトレンの生地が思ったよりもダレやすく、みんな焼き上げてみたらわらじのようなものが出来上がって怖かったです(笑)味はよかったのですが。このケーキではじめてキルシュヴァッサーを知りました。大人の味でした(笑)

私がホームステイしていたおうちでは、だんな様がケーキ作りの担当だったのですよ。毎日毎日、それは美味しいケーキを食べましたっけ。オーストリアの知人たちも男女を問わずデザートははずせない!っていう人たちばかりで、向こうへいくと本当に超え太ります。なおこがこっちに住んでいたら、間違いなく体重倍増だよ、とみんないってます。(^_^;)日本の料理には砂糖を使うけど、向こうのは使わないからかなあ…。向こうへ行くと甘いものを食べる量が増えるんですよねぇ…。言い訳?(^^ゞ

投稿: なおこ | 2007年6月22日 (金) 13時42分

★なおこさん

お待ちしておりました(笑)

まだドツボに?じゃ、まだ壊れていらっしゃる・・・?んじゃ、ゆっくりケーキでも召し上がってってください。何もありませんが、わらじケーキでも・・・(大ウケでしたわっ)オーストリアにいらしたんですか?じゃ、アプフェルシュトゥルーデルとか、ゲルムクネーデルとか、リンツァートルテとか、ザッハートルテとか食べ放題でした?

ケーキというと悲しい思い出が。教会のバザーがあり、ついつい「じゃ、私はケーキを出品するわっ。大丈夫、任せて。ケーキは得意だから」と大風呂敷を広げてしまいました。でもって、夜更けにチーズケーキを焼き始めたのですが・・・

1個目:砂糖を入れるのを忘れていた。

2個目:そんなこともあろうかと、ちゃーんと材料を多めに買っておいたので、安心して2個目にかかったのですが、突如ムンクの叫び状態に。ケーキ型の底をはめるのを忘れており、焼いている途中で全部外に流れだし、タイヘンな状態に。

3個目:足りない材料をあわてて買いに行き(日本の話。24時間営業のスーパーは助かるわ~)、3個目に挑戦。このころには悲壮感丸出し。焼けたことは焼けたけど、焦ってたし半泣き(ウソ)だし、ちゃんと膨らまず、やけにずっしりしたチーズケーキが出来上がりました。確かもう、真夜中。

翌日、こわごわ喫茶部(みんなが焼いてきたケーキを出すのです。)を覗いてみたら、ほとんど売れてた・・・。誰かが騙されて買ってしまった模様。

投稿: ありちゅん | 2007年6月22日 (金) 17時26分

ああ、これ、初めて食べたのはSchwarzwaldの雪中のカフェみたいなところでした。雪やどりに立ち寄ったところです。運転してましたが、酒を飲むのではない、ケーキを喰らふなり、と言うことで美味しく頂きました。
日本に帰ってきてから、どこかで入手したKirschwasserをチョコレートスポンジケーキにかけて錯乱簿じゃなくてサクランボ乗っけて食べました。似た味がしました。

投稿: 樅の木 | 2007年6月23日 (土) 10時32分

★も、樅さまっっ

しばらく樅さまのお声が聞こえないと思ったら、シュヴァルツヴァルトでケーキ召し上がってたんですか!このケーキ、私も好きです。「錯乱簿」というと、私はどうしても砂糖漬けの極甘チェリー(バタークリームの安いケーキの上によくのっかってたやつ)を思い出してしまい、初めて食べるときは半信半疑(ほんとに美味しいのか?と)だったのですが、食べてみたら美味しかったです。チェリーって美味しいのね~と思いました。そっかーそのものじゃなくても、チョコレートケーキにKirschwasserをぶっかけて錯乱簿のっけてクリームどばっとかければ即席でできますね。今度やってみます。

投稿: ありちゅん | 2007年6月23日 (土) 18時21分

初めまして!
hitoshiさんのところから、来ました。
過去記事を読んでいたら、大好きなケーキが・・・
このケーキ、シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテというんですか・・名前は初めて知りました。
というか、友人に作り方を教えてもらったのですが、その時、さくらんぼを入れるなんて教えてもらわなくて・・・でも、売っているのは、そういえば、さくらんぼが入っていますね。
今は暑いのでこのケーキ、作りませんが
一度、さくらんぼ入りで作ってみます。
時々、遊びに来させていただいていいですか?

投稿: まこりん | 2007年6月27日 (水) 09時31分

★まこりんさま

はじめまして!ようこそおいでくださいました。何もお構いできませんが、ケーキでも召し上がってくださいね(バーチャルではお出しできませんが・・・)。記事を読んでくださったんですね。ありがとうございます。まこりんさまも、この「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ」がお好きなんですか!記事に書きましたように、お菓子の本でこれを見て以来、私の想像の中でどんどん理想化されてしまって(笑)憧れのケーキでした~。日本のサクランボより、ダークチェリーのほうがソレっぽくなるようです。というか、日本のサクランボは高くてシロップで煮るなんてもったいないですもんね。

素人が書くへっぽこブログですが、よろしければまた遊びにいらしてくださいね。このたびはご来訪ありがとうございました♪

投稿: ありちゅん | 2007年6月27日 (水) 10時03分

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