掘り出し物の辞書で色々な言葉を引いて遊んでしまいました。下にご紹介しますね。解説が極めて正確で感心しました。この辞書を編纂するにあたり、何かの辞書を参考にしたはずなのですが、何だったのでしょうね。英和辞典?獨獨辞典?パンや乳製品などは既に一般的となった日本語訳があったでしょうが、ドイツ特有のものでは編者さんも苦労したでしょうね。
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Brod:①麵包(パン) ②塊(麵包、砂糖、菓子等ノ) ③食物、糧食 ④活計 (Brot のところに、Brod ヲ見ヨ とありました。昔はこう書いたのかな?)
日本洋菓子協会のサイト ← 「麵包」などの表記について書いてあります。
Brödchen:小巻麵包 (小さなパンをこう説明してありました。小巻ってカワイイ。)
Butter:牛酪、乳脂 (バターです。バターのことを昔は「酪」と言った、と聞いたことが。)
Butterbämme、Butterbemme、Butterschnitte、Butterbrod:牛酪ヲ塗リタル麺包ノ薄片 (スライスした黒パンにバターを塗ったものですね)
Buttermilch:酪漿、乳脂渣(牛酪ヲ分チ取リシ後ニ残ル乳汁)(バターを取ったあとの牛乳ですよね。漢字だけでも内容が分かる気がします)
Cognac:葡萄地酒(ブランデー)ノ一種。佛國(こんやつく)ニテ製ス故ニ名ヅク (コニャックの説明。正確ですよね。すごい!)
Eierfladen, Eierkuchen:鶏卵糕(オムレツ)、鶏卵菓子
Eis:①氷 ②氷乳 ③氷乳(アイスクリーム)、氷菓子
Kartoffel :馬鈴薯(ジャガタライモ) (ジャガタライモって・・・?と思って検索したら、「ジャガイモ」の正式名称(?)だったんですね。「ジャガタラ」はインドネシアのジャカルタの旧名だとか。詳しくはコチラを。)
Käse:乾酪、乳餅 (お乳のお餅ってなかなかいい説明ですよね)
Knödel:餛●(ムシモチ)、團子 (活字がつぶれていて、二つ目の漢字が判読できず)
Kuchen:菓子、餅
Krapfen:小麦粉に鶏卵、砂糖等加へ油煎セシ菓子、油煎餅 (いわゆる揚げパンです)
Lebkuchen:蜜入ノ菓子、●餅 (同じく一部判読できず。でもレープクーヘンを載せているなんてすごい!ちなみに Baumkuchen は載っていませんでした。獨逸では Lebkuchen ほどメジャーではないからでしょうね。)
Marmelade:砂糖煮ノ果物、糖果 (ジャムのことで~す)
Petersilie:旱芹菜(オランダゼリ) (パセリもそれほど一般的ではなかったんでしょうね)
Pfannkuchen:班戟(薄焼菓子ノ名)、薄餅、油煎餅 (パンケーキや、ベルリーナといった揚げパンのことですね。油煎餅って傑作)
Quark:牛乳皮、凝乳 (現代ですら知られていないクヴァルクが訳出されていて感心しました)
Rinderbraten:牛ノ燔肉
Sahne:乳酥(クリーム)、乳脂
Sauerkraut, Sauerkohl:漬菜 (正確ですね!)
Schinken:火腿(ハム)、臘乾(ラカン) (中国のハムを火腿とか臘乾と呼んでいたそうですが・・・)
Schokolate:楂古聿(チヨコレート)(「セヲブロマ、カカヲ」ト称スル植物ノ果實ヲ粉末シ之ニ肉桂砂糖等ヲ加ヘテ製シタル物、熱湯ニ溶カシテ用フ)、甘豆餅 (説明が正確ですよね。本当に感心します。ただ、「セヲブロマ」というのが「?」)
Stollen:菓子ノ名 (載せているだけ、すごいと思います)
Suppe:肉汁(ソップ)、煎汁、羹(アツモノ)
Torte:饅頭 (トルテが饅頭・・・)
Vanille:華尼拉(藥草ノ名) (この漢字は当て字でしょうか)
Wurst:臘腸(チャウヅメ)(細剉シタル食物ヲ腸内ニ充テタル食物) (「臘腸」とは中国の腸詰のことだそうです。本格的なソーセージが日本に入ってくる前の時代ですもんね。
以前もご紹介しましたが、ソーセージの伝来についてはコチラを。)
Zuckerplätzchen:糖煎餅 (クッキーのことです)
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