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2007年7月

2007年7月29日 (日)

Polizeiauto Käfer (VWビートルの警察車両)

 60年代か70年代のドイツを舞台にしたドラマに、VW Käfer(フォルクスワーゲン・ビートルです)のパトカーが出てきました~。深緑色でなんとも言えず牧歌的。これに追いかけられてもあんまし怖くないかも・・・と不謹慎なことを思ってしまいました。「VW Käfer」「Polizeiauto(警察車両)」の2語で検索してみたら、下の2つがヒットしました。写真をご覧になってみてくださいね。ほのぼのすること間違いナシ。

ビートルのパトカー ヘッセン州で使用されたパトカーのようです。残念ながら製造年などが見当たらないのですが、「その2」と同じころのものでしょうか。ドラマで出てきたのは、まさしくコレ!ね、カワイイでしょ。

ビートルのパトカー その2 1976年から1987年までミュンヘンで使われたパトカーみたいですよ。ツートンカラーがお洒落。ミニカーみたい。ちょっと欲しいかも。

BMWの古いパトカー 1961年製のBMW のようですね。なんだかほのぼの。これでドイツの平原を走ったら気持ちいいでしょうね。

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 今日の午後、東京地方は激しい雷雨に見舞われました・・・。前回、雷でパソコンがブチ切れて焦った私は学習し、雷が激しくなったところでパソコンを消しました。その直後に近所で「バリバリドッカーーーン!どんなべった~!」(←樅の木さまが以前ブログに書いていらっしゃいましたDonnerwetter!ですね)あ~危ないところだった。

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2007年7月25日 (水)

訃報 Ulrich Mühe (ウルリッヒ・ミューエさん)

 夕方、訃報が飛び込んできて驚きました。アカデミー賞の外国語映画賞を受賞した「善き人のためのソナタ」で、シュタージ要員として監視を行う大尉役を熱演した Ulrich Mühe さんが7月22日(日)、胃ガンのため亡くなったそうです。享年54歳でした。

 東ドイツ出身の俳優さんということもあり、彼の出演作は2本ほどしか見たことがないのですが、「物静かで誠実、そしてひたむき」という印象の役者さんでした。1989年には俳優仲間たちと、SED(ドイツ社会主義統一党)に反対するデモを行ったとのこと。女優でもある元妻によってシュタージに密告されるという過去も持ち、法廷闘争にまで発展したそうです。「善き人のためのソナタ」がオスカーを受賞した直後に手術を受けたそうで、7月21日の新聞にて自分がガンであることを告白しています。そしてその翌日に他界。まさに激動の時代を生きてきた役者さんだったんですね。ご冥福をお祈りします。

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Nur die Sonne war die Zeuge (太陽がいっぱい)

 ご無沙汰しております。お立ち寄りくださいました方、ありがとうございます。「忙しい~」とか言っているくせに、一昨日、BS2で名画「太陽がいっぱい」の最後30分ほどを見てしまいました。チャンネルを回していたら(←「チャンネルを回す」という表現、よくよく考えてみますとレトロですね。リモコンがなかった昭和時代を思い出します。がちゃがちゃっと回すんですよね。ピ・ポ・パがなかった頃よく言った「ダイヤルを回す」と同じ。)たまたまやっていたものですから・・・。

 ふと思いついたのは、この「太陽がいっぱい(原題:Plein Soleil)」をドイツではどう呼んでいるんだろう・・・ということ。検索したら出てきました。

Nur die Sonne war die Zeuge (直訳:太陽だけが見ていた)

・・・というんですね。知らなかった!邦題はフランス語の直訳ですよね。ドイツ語に直訳すると、Viel Sonne とかにもなりそうですが、これじゃあんまりにもダサいということで、上のようにしたのかな。「007」が「ヌルヌルジーベン」と呼ばれているのを聞いて脱力した、ということは以前書かせていただきました。映画の題名って、ドイツ語ならではのカッコよさを漂わせるモノもあれば、脱力モノもありますな。もっとも、邦題だって「名訳!」と思わず感心してしまうものもあれば、「え?どうしてアレがこうなっちゃうの?」というのもありますよね。ま、いろいろということで・・・

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 余談ですが、アラン・ドロンが素足に革靴をはいているのを発見。チョイ不良(もう死語?)は やっぱり素足に革靴よね、とか なんでここでギターを弾かせる?とか、一人で突っ込みばかり入れてしまいました・・・以前見たときは純粋に映画を楽しんだのですが・・・大人になるって魂が汚れることなのね、やっぱし。

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2007年7月15日 (日)

しばらくお休みしますm(_ _)m

 いつも遊びに来てくださり、ありがとうございます。素人が書くショボいブログですが、たくさんの方にお立ち寄りいただき、感謝感謝です。

 8月6日まで仕事が重なってチョ~多忙になってしまいました。おまけに私の能力ではちょい難しい分野のものもあり、しばらく更新をお休みしようと思います。今までだって大したことは書いていなかったのですが、これまで以上にショボい内容になってしまいそうですので、わざわざお立ち寄りくださる方に申し訳ないと思って。

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 涼しい画像を2枚ほど。また生き物が増えてしまいました・・・。ヒメダカに似ていますが、ヒメダカより一回り小さいです。大きいものでも1.5センチくらい。金魚屋さんに教わったところによりますと、通称「コッピー」。コップで飼えるからそう呼ばれているんだとか。正式には「アカヒレ」といってコイの仲間なんだそうです。ブクブクのポンプがなくても飼えちゃう。底にヤマトヌマエビが見えますでしょうか。以前ちょこっと書きました、Amano Garnelle です。魚の食べ残しを食べてくれる、水槽のお掃除屋さん。

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 先日、底に白くなったエビの体が横たわっていてギョッとしました。「あーあ、死んじゃった・・・かわいそうに」と思いかけたら、すぐそばを「欽ちゃん走り」で駆け抜けていく輩が・・・  脱皮だったんですねー人騒がせな。甲殻類って洋服を脱ぐように脱皮するのではなく、まるで鎧をよいしょっと脱ぐような感じなんですね。ヒゲも目もハサミ(小さいけどハサミがあるのです)もそのままついた状態で脱ぐからビックリですわ、ハイ。ちなみにオカヤドカリの脱皮した殻もギョッとさせられます。まるでバラバラ死体。抜け殻とは思えないほどしっかりしたモノがバラバラ状態で横たわっているのです・・・。

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2007年7月14日 (土)

また巣ごもり…

 ほぼ半年ごとにこうなるのですが、またまたワンコが巣ごもり・・・ 大事なボールを抱えて疑似子育て状態(涙)

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 ここ数日間、風邪気味で調子が悪かったのですが(人間じゃなくワンコのほうです)、途中からこの状態に突入。こうなると1週間は出てこないのだ~。真夜中でもぐずるし、大声で遠吠えするし、ご近所に申し訳ない・・・。夜中に何度も起こされるワタシもフラフラ・・・

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2007年7月12日 (木)

Hochmut kommt vor dem Fall. (おごれる平家、久しからず)

 お仕事で Hochmut kommt vor dem Fall. (直訳:没落の前におごりが現れる) という表現が出てきました。辞書には「おごれる平家、久しからず」という説明が載っていましたが、まさにそのとおりでしょうね。出典は旧約聖書の箴言。

Die Sprüche Salomos 16,18
Wer zugrunde gehen soll, der wird zuvor stolz; und Hochmut kommt vor dem Fall.

箴言第16章18節
『驕傲(たかぶり)は滅亡(ほろび)にさきだち、誇(ほこ)る心は傾跌(たふれ)にさきだつ』(別に文語体聖書から抜粋する必要はないのですが、カッコいいのでつい。ただ、ドイツ語を見る限り、「stolz」が「誇る心」、「Hochmut」が「驕傲」かな、という気もしますが。)

箴言は別名 Buch der Sprichwörter や「知恵の書」などと言うだけあって格言や教訓の宝庫ですね。私はクリスチャンではないのですが、ちょっと眺めて感心してしまいました。いいこと言ってるなぁ~と。ついでにもうひとつ。

Die Sprüche Salomos 26,27
Wer (anderen) eine Grube macht, der wird hineinfallen; und wer einen Stein wälzt, auf den wird er zurückkommen.

箴言第26節27章
『坑(あな)を掘るものは自ら之に陥らん、石を轉(まろば)しあぐる者の上にはその石まろびかへらん』(直訳:他人のために穴を掘る者は自分が穴に落ちる=人を呪わば穴二つ)

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2007年7月11日 (水)

Steiff の Knut (シュタイフ社のクヌ~ト)

 しばらくご無沙汰してしまいました。こんなへっぽこブログに遊びに来てくださいまして、ありがとうございます。私事で大変恐縮なのですが、先月は誕生日でした。ハイ、25回目。で、ドイツで一番仲が良かった友人が誕生日プレゼントを贈ってくれたのです。

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わ~い♪ クヌ~トだ~♪♪ それもシュタイフ製!

小包ごと押しつぶされて、ぺっちゃんこ状態で到着しました・・・。何とか手でモミモミして元の形に。さすがドイツ製は強いのだ。彼女はクヌートが日本でも有名だということを知らなかったらしく、クヌートの新聞記事までつけてくれました。ムフフ、実は日本人もクヌート君のことは知っているのであった!シュタイフがベルリンの動物園と提携して製造したそうです。売上は動物園に寄付するそうですよ。さすが。これで少しでも動物たちの住環境が改善されることを願います。

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 シュタイフ社はあまりにも有名なので、会社の歴史についてもご存じの方が多いと思いますが、下にずらずら書いてしまいました。お付き合いくださいませ。Steiff社の公式HPと「Made in Germany」という本を参考にしました。

 シュタイフ社の創設者はMargarete Steiff (マルガレーテ・シュタイフ)という女性だということは知られていますよね。雑誌に載っていた型紙を元にして作ったフェルト製の小さな象の針刺し Elefäntle が、彼女の手によるぬいぐるみ(Plüschtiere) 第一号。1880年のことでした。これがたちまち人気となり、1886年には5,000体以上を販売したとのこと。その後、象以外にも様々な動物を作るようになり、1893年にはライプチヒのメッセに製品を出品するようになりました。「子供に与えてよいのは最良のものだけ(Für Kinder ist nur das Beste gut genug)」が、彼女の哲学だったそうです。この「最良」というのは贅沢という意味ではなく、質が良くて長年安心して愛用できるもの、という意味でしょうね。ドイツ人らしい気がします。

 幼少期の病気のために体が不自由だったマルガレーテを支えたのは、彼女の家族でした。甥のリヒャルト・シュタイフがふさふさのモヘア製で手足や首が動くクマを1902年に開発。その名も「Bär 55 PB」 (サイズが 55 cm , Pはプラッシュというフサフサな布 Plüsch の頭文字。Bは可動式 beweglich の頭文字)。張り切ってこれをメッセに出品したものの、最初は評判が芳しくなかったそうな。ところがメッセの最終日、アメリカのバイヤーが3,000体を注文したそうです。折りしもセオドア・ルーズベルト大統領の愛称「テディ」がアメリカで話題になっていた時期。これをきっかけに、テディ・ベアちゃんは世界中で売れるようになったとか。なお、類似品と区別するための耳のボタン(Knofp im Ohr)を考案したのは、同じく甥のフランツ・シュタイフだそうです。

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 …シュタイフって確かに品質はいいけど、時にコワいことありませんか?子供のころ、父親が出張でシュタイフのフクロウを買ってきてくれました。それがですね~ あまりにリアルなもんで、夜中に目を光らせて飛んできそうで怖くて怖くて・・・

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2007年7月 4日 (水)

辞書大好き♪

 ここのところ、辞書の話ばっかりで失礼いたします。辞書って大好きなんです・・・。今回の掘り出し物の辞書、古いのに内容は正確ですし、製本や印刷の質も高く、感心してしまいました。何よりも、辞書編纂にかける熱意が伝わってくるんです…。あまりにしっかりした内容だったので、私ったら「これって本当に明治の辞書?本当は昭和の初期くらいのものじゃないかしら…」と疑っておりました。で、三●堂にメールで恐る恐る聞いてみたところ(私もよくやるな~)大変親切に対応していただき、会社に保管してあるものを見せていただいたというわけです…。第4版だったのですが、装丁の色が違うだけで中身はおんなじ。見ず知らずの一(いち)ユーザーに大変丁寧な対応をしてくださいましたT様、本当にありがとうございました。

 で、その方からお聞きしたお話。当時、辞書を編纂するにあたり、かなりの数の訳語を新たに作らなければならなかったそうです(そりゃそうですよね)。いい加減な知識では正しい訳語が作れない、ということで百科事典も作ることになったとか。そのくらい辞書の編纂に力を入れていたんですね。ちなみにこれが日本初の百科事典だそうです。

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 この辞書の話に戻りますが、凡例のところに『本辭書ハ ウェーニヒ、ザンテル、ハイゼ、カルトシュミット、チーメ、チボー、マイエル、クロイスレル、ブロックハウス等幾多大家ノ辭書ヲ参照シ・・・』とありました。マイエルとは、百科事典で有名な Meyer でしょうね。ブロックハウスも同じく百科事典のBrockhaus でしょうが、ほかの名前は初耳。どなたかご存じの方、いらっしゃいますか? Duden (過去ログです) はこの時代にすでに存在していましたが、正書法辞典が中心だったようですし、Langenscheidt (同じく過去ログ)は旅行用のポケット辞典がウリでしたから、参考にしなかったのかもしれませんね。

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明治時代の辞書 その4 音楽関係&キリスト教関係

 お立ち寄りくださいました方、ありがとうございます。掘り出し物の辞書からいくつか言葉をピックアップしました。私ったらしつこくてすみません。

Oper:演曲(音曲又謠曲ヲ主トスル芝居ニシテ景色所作ヲ加ヘタル浄瑠璃ノ如キモノ、稍(や)ヤ我国ノ能ニ類ス)。浄瑠璃。(オペラのことで~す)

Geige:胡弓、提琴 (バイオリン)

Geiger:提琴ヲ彈ズル人、提琴ノ師匠、彈琴手 (バイオリニスト。「彈琴手」ってすごい)

Viola:大提琴  (Bratsche は「提琴」でした。Viola と Bratsche ってドイツ語ではどう違うんでしょう?>Hitoshi さん

Trompete:喇叭 (この漢字は今でも見かけますね)

Clavier:翼琴(有鍵楽器ノ名) (Flügel (翼、グランドピアノ)からの直訳でしょうか。)

Querflöte:横笛 (クラリネットなどは載っていませんでした)

Orgel:風琴 (オルガンって「風琴」と書いたんですね。感動~。そういえばアコーディオンのことを昔は「手風琴」と呼んだと父親が言っておりました)

Orchester:雛壇(?字が判読できないのです・・・)ト桟敷トノ間ノ所(囃方ノ居ル所ニ充)、奏楽者、囃方 (前者はオーケストラボックスのことでしょうね)

Engel:天童、神使 

Marienbild:聖母馬里ノ像 (マリア様は「馬里」だったとは・・・)

evangelisch:福音ノ、耶蘇新教ノ (形容詞だから「ノ」がつきます)

katholisch:加特力教ノ (「加特力」で「カトリック」と読むんですね。)

Osten :耶蘇復活祭(三月二十一日後最近満月後ノ第一日曜日ニ行フ故ニ三月二十二日ノ如ク早キコトアリ又四月二十五日ノ如く晩(オソ)キコトアリ)(イースターです)

Osterei:彩色シタル鶏卵、砂糖等ニテ鶏卵ノ形ニ作リタル物。共ニ耶蘇復活祭ノ贈リ物ニ用フ (イースターエッグ)

Pfingsten:耶蘇復活祭後第七次ノ日曜日ニ行フ祭 (ペンテコステ、聖霊降臨祭ですね)

Weihnachten:耶蘇降誕節会(12月25日)(クリスマスに関する言葉はこれと、Weihnachtsmarkt 「耶蘇降誕節会ノ市」のみ。ツリーやクリスマスプレゼントは載っていませんでした。)

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ご参考までに・・・こんなサイトを見つけてしまいました。昔の方々、苦労したんですね。

外来語の当て字

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2007年7月 2日 (月)

明治時代の辞書 その3 食べ物関係

 掘り出し物の辞書で色々な言葉を引いて遊んでしまいました。下にご紹介しますね。解説が極めて正確で感心しました。この辞書を編纂するにあたり、何かの辞書を参考にしたはずなのですが、何だったのでしょうね。英和辞典?獨獨辞典?パンや乳製品などは既に一般的となった日本語訳があったでしょうが、ドイツ特有のものでは編者さんも苦労したでしょうね。

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Brod:①麵包(パン) ②塊(麵包、砂糖、菓子等ノ) ③食物、糧食 ④活計 (Brot のところに、Brod ヲ見ヨ とありました。昔はこう書いたのかな?
日本洋菓子協会のサイト ← 「麵包」などの表記について書いてあります。

Brödchen:小巻麵包 (小さなパンをこう説明してありました。小巻ってカワイイ。)

Butter:牛酪、乳脂 (バターです。バターのことを昔は「酪」と言った、と聞いたことが。)

Butterbämme、Butterbemme、Butterschnitte、Butterbrod:牛酪ヲ塗リタル麺包ノ薄片 (スライスした黒パンにバターを塗ったものですね)

Buttermilch:酪漿、乳脂渣(牛酪ヲ分チ取リシ後ニ残ル乳汁)(バターを取ったあとの牛乳ですよね。漢字だけでも内容が分かる気がします)

Cognac:葡萄地酒(ブランデー)ノ一種。佛國(こんやつく)ニテ製ス故ニ名ヅク (コニャックの説明。正確ですよね。すごい!)

Eierfladen, Eierkuchen:鶏卵糕(オムレツ)、鶏卵菓子

Eis:①氷 ②氷乳 ③氷乳(アイスクリーム)、氷菓子

Kartoffel :馬鈴薯(ジャガタライモ) (ジャガタライモって・・・?と思って検索したら、「ジャガイモ」の正式名称(?)だったんですね。「ジャガタラ」はインドネシアのジャカルタの旧名だとか。詳しくはコチラを。)

Käse:乾酪、乳餅 (お乳のお餅ってなかなかいい説明ですよね)

Knödel:餛●(ムシモチ)、團子 (活字がつぶれていて、二つ目の漢字が判読できず)

Kuchen:菓子、餅

Krapfen:小麦粉に鶏卵、砂糖等加へ油煎セシ菓子、油煎餅 (いわゆる揚げパンです)

Lebkuchen:蜜入ノ菓子、●餅 (同じく一部判読できず。でもレープクーヘンを載せているなんてすごい!ちなみに Baumkuchen は載っていませんでした。獨逸では Lebkuchen ほどメジャーではないからでしょうね。)

Marmelade:砂糖煮ノ果物、糖果 (ジャムのことで~す)

Petersilie:旱芹菜(オランダゼリ) (パセリもそれほど一般的ではなかったんでしょうね)

Pfannkuchen:班戟(薄焼菓子ノ名)、薄餅、油煎餅 (パンケーキや、ベルリーナといった揚げパンのことですね。油煎餅って傑作)

Quark:牛乳皮、凝乳 (現代ですら知られていないクヴァルクが訳出されていて感心しました)

Rinderbraten:牛ノ燔肉

Sahne:乳酥(クリーム)、乳脂

Sauerkraut, Sauerkohl:漬菜 (正確ですね!)

Schinken:火腿(ハム)、臘乾(ラカン) (中国のハムを火腿とか臘乾と呼んでいたそうですが・・・)

Schokolate:楂古聿(チヨコレート)(「セヲブロマ、カカヲ」ト称スル植物ノ果實ヲ粉末シ之ニ肉桂砂糖等ヲ加ヘテ製シタル物、熱湯ニ溶カシテ用フ)、甘豆餅 (説明が正確ですよね。本当に感心します。ただ、「セヲブロマ」というのが「?」)

Stollen:菓子ノ名 (載せているだけ、すごいと思います)

Suppe:肉汁(ソップ)、煎汁、羹(アツモノ)

Torte:饅頭 (トルテが饅頭・・・)

Vanille:華尼拉(藥草ノ名) (この漢字は当て字でしょうか)

Wurst:臘腸(チャウヅメ)(細剉シタル食物ヲ腸内ニ充テタル食物) (「臘腸」とは中国の腸詰のことだそうです。本格的なソーセージが日本に入ってくる前の時代ですもんね。
以前もご紹介しましたが、ソーセージの伝来についてはコチラを。)
 

Zuckerplätzchen:糖煎餅 (クッキーのことです)

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2007年7月 1日 (日)

明治時代の独和辞典 その2

 明治時代(?)の辞書をゲットしてしまった、ということを昨日書かせていただきました。ふと思ったのですが、日本最初の独和辞典ってナンだろう?

・・・そう思って検索してみたところ、とある大学の先生が書かれたサイトに行き当たりました。蘭和辞典や英和辞典にも触れられていて面白いです。
ドイツ語の辞書について 

 これによると、1872年(明治5年)に編纂された『孛和袖珍字書(ふわしゅうちんじしょ)』というのが初めての本格的な独和辞典みたいですね。復刻版が三修社から出たとのこと。「欲しい!」と思ったのですが、もう在庫はない模様。残念!このサイトによりますと、東大医学部の学生がよく使ったとか。森鴎外もその一人かなぁ。

独和辞典の歴史 ← 三省堂が独和辞典の歴史について解説しています。面白い!

 ここで紹介されている『袖珍獨和新辭林』というのが、昨日ご紹介した辞書らしいのです(本物かどうか不明・・・私ったら、いまだに疑ってます)。「袖珍」という言葉、実は今回初めて知ったのですが、「そでに入るくらいに小型なもの。ポケット型のもの」(大辞泉より)という意味だったんですね。ってことは、『孛和袖珍字書』も小さかったのかなぁ。

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 この『袖珍獨和新辭林』らしき辞書では、巻頭に略語一覧が載っています。prep.は前置詞、adv. は副詞、conj.は接続詞、という具合に。また巻末には不規則変化をする動詞の一覧表もありました。その際に出てくる文法用語が現代のものとほとんど同じ。ビックリしました。こういった文法用語って誰がいつ、何語から確立したんでしょうね。オランダ語から?ポルトガル語から?いずれにしましても、当時から文法を学んでいたんだと感心。今の学校英語は文法に偏りすぎで実践に向かないとか、学校英語は不要だとかよく言われていますよね。だけど学校英語や受験英語を学び、それと同じ方法でドイツ語を学んだ私としては、日本の学校英語だって捨てたモンじゃない、と思ってしまいます。論理的&系統的に学ぶのって日本人の気質に合っているんじゃないかな、と。学校英語しか学んでなくて、どこが悪いの?と思うのはヒガミかもしれませんが・・・

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 昨日~今日にかけて、この辞書を引いて遊んでしまいました。明日、いろいろご紹介しますね。一部ご紹介:

Geige:胡弓提琴 (バイオリンのことです)
Clavier:翼琴 (ピアノのことです。Flügel からの直訳?ちなみに今はKlavier と書きますよね)
Orchester:囃方 (オーケストラって御囃子?)
Brod:麺包(パン)
Torte:饅頭 (トルテがお饅頭?)
Butterschnitte:牛酪ヲ塗リタル麺包ノ薄片(バターを塗った黒パンです)

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