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2007年7月 1日 (日)

明治時代の独和辞典 その2

 明治時代(?)の辞書をゲットしてしまった、ということを昨日書かせていただきました。ふと思ったのですが、日本最初の独和辞典ってナンだろう?

・・・そう思って検索してみたところ、とある大学の先生が書かれたサイトに行き当たりました。蘭和辞典や英和辞典にも触れられていて面白いです。
ドイツ語の辞書について 

 これによると、1872年(明治5年)に編纂された『孛和袖珍字書(ふわしゅうちんじしょ)』というのが初めての本格的な独和辞典みたいですね。復刻版が三修社から出たとのこと。「欲しい!」と思ったのですが、もう在庫はない模様。残念!このサイトによりますと、東大医学部の学生がよく使ったとか。森鴎外もその一人かなぁ。

独和辞典の歴史 ← 三省堂が独和辞典の歴史について解説しています。面白い!

 ここで紹介されている『袖珍獨和新辭林』というのが、昨日ご紹介した辞書らしいのです(本物かどうか不明・・・私ったら、いまだに疑ってます)。「袖珍」という言葉、実は今回初めて知ったのですが、「そでに入るくらいに小型なもの。ポケット型のもの」(大辞泉より)という意味だったんですね。ってことは、『孛和袖珍字書』も小さかったのかなぁ。

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 この『袖珍獨和新辭林』らしき辞書では、巻頭に略語一覧が載っています。prep.は前置詞、adv. は副詞、conj.は接続詞、という具合に。また巻末には不規則変化をする動詞の一覧表もありました。その際に出てくる文法用語が現代のものとほとんど同じ。ビックリしました。こういった文法用語って誰がいつ、何語から確立したんでしょうね。オランダ語から?ポルトガル語から?いずれにしましても、当時から文法を学んでいたんだと感心。今の学校英語は文法に偏りすぎで実践に向かないとか、学校英語は不要だとかよく言われていますよね。だけど学校英語や受験英語を学び、それと同じ方法でドイツ語を学んだ私としては、日本の学校英語だって捨てたモンじゃない、と思ってしまいます。論理的&系統的に学ぶのって日本人の気質に合っているんじゃないかな、と。学校英語しか学んでなくて、どこが悪いの?と思うのはヒガミかもしれませんが・・・

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 昨日~今日にかけて、この辞書を引いて遊んでしまいました。明日、いろいろご紹介しますね。一部ご紹介:

Geige:胡弓提琴 (バイオリンのことです)
Clavier:翼琴 (ピアノのことです。Flügel からの直訳?ちなみに今はKlavier と書きますよね)
Orchester:囃方 (オーケストラって御囃子?)
Brod:麺包(パン)
Torte:饅頭 (トルテがお饅頭?)
Butterschnitte:牛酪ヲ塗リタル麺包ノ薄片(バターを塗った黒パンです)

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