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2007年10月20日 (土)

Mozartkugel (モーツァルトクーゲル)

Pa190018 ドイツ語圏に旅行なさった方ならきっと召し上がったことがありますよね、モーツァルトクーゲル。複数は モーツァルトクーゲルンでございます~~。ご当地の有名人をお菓子にのっけちゃう発想って世界共通なんだな~と感心した記憶があります。昨日、お土産にいただいて「わ~い♪」と喜び、早速記事に書かせていただきやした。日本語で検索したら、このモーツァルトクーゲルについて書いていらっしゃる方が結構多いので、私が今さら書くのも・・・と思ったのですが、やっぱり書きたいっっ 書かせてくださいっっ

   

 創始者はPaul Fürst (パウル・フュルスト)という菓子職人。1884年にザルツブルクで店を開き、1890年には Mozartbonbon (モーツァルト・ボンボン)という名で原形となるお菓子を開発します。その後 Mozartkugel に改称し、実際に販売を始めたたとのこと。1905年にはパリの博覧会に出品、金メダルを獲得しています。現在に至るまでレシピを変えていないとのことです。その中身は・・・

   

・・・ピスタチオの入った緑のマジパンが芯。それをヌガ~(カカオやナッツのペースト)でくるんで串を刺し、溶かしたチョコレートにポチャンとつけます。冷えて固まったら串を外し、抜いたあとの穴をチョコで埋めてできあがり♪ 串を使えば、まんべんなくコーティングできるんでしょうね。

   

 この「Mozartkugel」という名称をめぐって、それぞれ伝統のあるオーストリアのフュルスト社Mirabell (ミラベル)社、そしてドイツの Reber(レーバー)社の間で法廷闘争にまで発展してしまったそうな。結局、次の商標に落ち着いたみたいですね。HPを見てみると、それぞれ製法に個性があって面白い♪

   

フュルスト社Original Salzburger Mozartkugel (オリギナ~ル(=オリジナル)・ザルツブルガー・モーツァルトクーゲル) HP(クリックしてみてください)の動画が面白いのです。Start をクリックしてね。マジパンの芯をヌガーでくるみ、串を差して溶かしチョコレートにボチャン。銀紙に青いモーツアルトが目印。

   

Pa190019ミラベル社: Echte Salzburger Mozartkugeln (エヒテ(=本物の)ザルツブルガー・モーツァルトクーゲルン こちらは複数形)、HPの写真(←クリックしてみてね)によると、中心がピスタチオのマジパン、その周りが色の濃いヌガー、さらにその周りを色の薄いヌガー、仕上げがチョコレートコーティング。Mirabell 社の製造方法(←クリックしてみてね) Film spielen をクリックすると動画が見られます。

   

ドイツのレーバー社:die echten Reber Mozart-Kugeln (ディー・エヒテン・レーバー・モーツァルトクーゲルン、複数形で定冠詞つき)、HPの写真(←クリックしてみてね。下のほうです)を見る限り、中心がへーゼルナッツのヌガー、その周りにアーモンドとピスタチオのマルチパンの2階建て構造、そして仕上げがチョコレートコーティングとなっている模様。上の2社は芯がマジパンなのに対し、こちらは芯がヌガ~。

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 ひゃ~ 3社を比べてみたけど、面白かった♪ 

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「ドイツのお菓子」カテゴリの記事

コメント

こんばんは~
私が見たのは青いの(オリギナール)とミラベルでした。味の違いはおぼえていません~。マルチパン、ヌガー、チョコの組み合わせがおいしいっ!ということしか思い出せない・・・。動画の貼り付けありがとうございます。製法、初めてみました。機械生産かと思ったら手作りなんですね。マイスターっぽい方の表情が良いですね~。ありちゅんさんったら、わざわざ割ったところまで公開なさって、熱意が伝わってきます~

投稿: あむ | 2007年10月20日 (土) 20時30分

最近のチョコ記事・・・わ~!いいな!いいな!と羨望のまなざしの私。今日スーパーで夕食の買い物の折、意識しないまま日本のチョコ買いこんでました・・・。あぶない・・。チョコが刷り込まれてます~。
良くいただきますよね。モーツァルトクーゲル。いつも一口で食べてるから中を割ったらこんなになってるって初めて見ましたよ~。そしていろんな会社のがあったんですね。どの会社のパッケージも見たことある感じがするのですが、今度3社のを揃えていっぺんに食べ比べてみた~い!

投稿: ろこちゃん | 2007年10月20日 (土) 20時52分

★あむぴょん

コメントありがとうございます。私も今まではなーんにも考えずに「おっモーツァルト団子だ~」などと言いながらぱくっといってました。中のマルチパンが緑っぽいことには薄々気づいてはいましたが、ピスタチオだったとは…。動画、ミラベル社のは昔の製法なんだそーです。最近の作り方の動画を貼るのを忘れてました~。後で追加して貼ります!各社ともこだわりがあるみたいで面白いですよね~。

★ろこちゃんさん

こんばんは~。コメントありがとうございます。刷り込まれてしまいました?なんだか申し訳ないような…。久しぶりにお菓子で燃えました。モーツァルトクーゲル、やっぱりろこちゃんもよくご存じでしたか~。ドイツ館で売っていたのでしょうか?中身が何層かになっているのは知っていたのですが、それが何なのかまでは意識したことがありませんでした。こうやって割ってみると面白いですよね。各社のこだわりが垣間見られるような気がして。

投稿: ありちゅん | 2007年10月20日 (土) 21時21分

おぉー!
割ってみるととても凝ったお菓子だということがよくわかりますね。ここまで調べるとは、さすがお菓子博士(勝手に決定)ありちゅんさん!
こんなに詳しく知ると、確かに全部食べてみたくなります。
前に職場でいただいたことがありますが、丸くてデスクをころころ転がっていました。じっとしていないやっかいな、でも美味しいお菓子です。

投稿: まがり | 2007年10月20日 (土) 23時46分

★まがりさん

コメントありがとうございます~♪ 中が層になっていることは薄々気づいていましたが(笑)製造元によって微妙に違うとは思いませんでした~。昨日は3社のHPを見て、思わずうなってしまいました。伝統を守ってきっちりしていて偉いっ 伊勢の老舗、赤●も見習ったほうがいいかも・・・とか思ってしまいました。赤●も好きなのですが。

投稿: ありちゅん | 2007年10月21日 (日) 16時07分

あう~、乗り遅れました~!
私も昔、モー玉の比較断面図を某所のホームページで公開したことがあります♪実は全然違うんですよね~。

私の中の位置づけは、仲のよい友人たちにはFürst、ご近所などはReber、会社へのばら撒き用はスーパーで買った(笑)Mirabellということになっております。

Reberは、確かドイツ資本でしたよね。ザルツブルクの町を歩いていると、ど派手なお店がいくつか点在して、お客を吸い込んでいます。

FürstのMozartkugelは、最後に串を抜いたところに、チョコが穴埋めしてあるので、おへそがあるんですよね~。やっぱりここのが1番好きかな。

投稿: なおこ | 2007年10月23日 (火) 11時20分

★なおこさん~

…お待ちしておりました(笑)

さすがなおこさん、すでに断面図を研究済みでしたか…!各社とも昔のレシピを守っているようで、HPを見ていると面白いですよね。そーです、Reber 社はドイツのKonditoreiです。このKonditorei、創立は1865年となっていますので、ドイツというよりバイエルンですな。モー玉を手掛け始めたのは1935年ごろというので、どっちかというと後発組ですね。モー玉って、フランス人パティシェじゃ絶対に作らないであろう、あのソボクさが好き♪ コロコロ転がるところも好き♪ 各社、モーツァルトターラーとか、シシィ・クーゲルとか色々な製品も作っているみたいですが、やっぱりモー玉の普及率にはかなわないんでしょうね。マリア・テレジア饅頭とか、フランツ・ヨーゼフ煎餅とかも作ってみるといいと思うのですが・・・

投稿: ありちゅん | 2007年10月23日 (火) 12時37分

遅いコメントでごめんなさい。
モーツアルトには種類があったんですね!! 知らなかった… うかつでした。今度、街(?)に出たらチェックしてみなくては☆

投稿: すー | 2007年10月24日 (水) 09時40分

★すーさん♪

すーさんもご存じでしたか、モーツァルト団子。フランスのお洒落なパティシェが作る繊細なお菓子とはまた違った素朴さがありますよね。

ところで今回のお仕事でフランス語が二言三言出てきました…。英訳も独訳もついてなくて四苦八苦。でもフランス人の女優さんが美しかった…!

==こんなところでナンですが==

今回、初めてSSTで出していただいたタイミングデータの右横にそのまま字幕を書く書式で原稿を作成しました。今までは昔ながらの原稿の書き方だったのですが…。普通は左にスポリスを置いて、尺を見ながら訳を作っているので、左向いたり右向いたり正面向いたりで目が疲れたのですが、これってラクだな~と思った次第です。ビューアーだけは持っているので、これで仮ミックスチェックをしました。時代は進んでる…

投稿: ありちゅん@クロックマダムも好き♪ | 2007年10月24日 (水) 16時00分

SSTは便利ですよー。字幕を入力すると勝手に字数をカウントしてくれますし!

ところで、お騒がせした本の件ですが、記事タイトルを変えました。いくら何でも、私ごときの立場で、特定の本をタイトルを挙げて批判するのは失礼すぎる話だよな、と反省しました。
取り急ぎご報告まで…

投稿: すー@今ごろスミマセン | 2007年10月28日 (日) 21時04分

★すーさん

コメントありがとうございます。先日、とある制作会社の担当者さんから伺ったのですが、SSTって業者向けでもほとんど値引きされないんですってね。あの値段のままだとか…。寡占状態ですもんね。

ところで例の件、かえって気を遣わせてしまって申し訳なく思います。もう一度すーさんのお宅にコメント書かせていただこうかと思ったのですが、コメント欄を私が使いまくっては申し訳ないので、こちら側に書きますね。お忙しいでしょうに、貴重なお時間を割いていろいろ書いてくださって恐縮しています。反省すべきは私のほうでして…。あの本の話とは違うのですが、最近いろいろ迷いが出てきて悩んでしまいます。少し前までは、とにかくガンガン突き進んでいくぞ~みたいな感じでよかったのですが…。トシのせいでしょうか。どんなお仕事でも同じだと思いますが、翻訳の仕事も奥が深くて難しいですね。暗中模索の中、同じ目標に向かって頑張っていらっしゃる方と知り合いになれるのは本当に嬉しいですし心強く思えます。お互い、がんばりましょうね♪♪♪

投稿: ありちゅん | 2007年10月28日 (日) 22時05分

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