« der Tag der Deutschen Einheit (ドイツ統一の日) | トップページ | Hänschen klein - 蝶々(その1) »

2007年10月 6日 (土)

Westerwaldlied (ヴェスターヴァルトの歌)

 軍歌は全く詳しくないのですが、この歌は知っております。戦争映画によく出てくるのでいつの間にか覚えてしまいました。映画「U・.ボート」や「リリー・マルレーン」でも酔った兵士たちが歌っていたような記憶が・・・。行進曲だけあって威勢がいいメロディです。でも、死の恐怖をお酒で紛らわせようとしている若い兵士たちが歌っているのを見ると、なぜか悲しく聞こえます。YouTube で 「お~どぅーしぇええええなーヴェーーースターヴァルト」のあとに合いの手が入るバージョンも見つけたのですが、その中に大砲をぶっ放すシーンがあったので載せるのは抵抗がありまして・・・。こちら↓は行進しているシーンだけ。

Westerwaldlied (YouTube)

Heute wollen wir marschieren
Einen Neuen Marsch probieren
In dem schönen Westerwald
Ja da pfeift der Wind so kalt

Refrain:
Oh du schöner Westerwald
Über deine Hoehen pfeift der Wind so kalt
Jedoch der kleinste Sonnenschein
Dringt tief ins Herz hinein

Und die Gretel und der Hans
Geh'n des Sonntags gern zum Tanz
Weil das Tanzen Freude macht
Und das Herz im Leibe lacht

Refrain

Ist das Tanzen dann vorbei
Gibt's gewöhlich Keilerei
Und dem Bursch' den das nicht freut
Man sagt der hat kein Schneid

Refrain

 この曲は元々、ヴェスターヴァルト地方(ドイツ中西部)に古くから伝わる歌なのだそうです。この曲を行進曲にアレンジしたのが Joseph Neuhäuser(ヨーゼフ・ノイホイザー、1890-1949)という作曲家だそうです。楽譜が存在しなかったため、この地方出身の女性に歌ってもらい、歌詞とメロディーを書き取ったのだとか。アレンジするにあたり、ノイホイザーはまずこの曲の著作権について調べたそうです。権利を侵害してはいけないと思ったのでしょうね。当時(1930年代)から著作権に敏感だったなんて、さすがドイツ人。手を尽くして調べたそうですが、得られた回答は同じだったとのこと。「非常に古い歌だから、著作権は生きていませんよ」 それを受けて彼は1935年に行進曲にアレンジし、マインツにある音楽関係の出版社に150ライヒスマルクで売却したそうです。第二次大戦中、この曲は兵士の間で大流行りだったとか。「リリー・マルレーン」がヒットする前は、この曲が人気ナンバー1だったそうです。

|
|

« der Tag der Deutschen Einheit (ドイツ統一の日) | トップページ | Hänschen klein - 蝶々(その1) »

「ドイツ史がらみのこと」カテゴリの記事

コメント

へえ~、これは、ぞーげなんと、軍歌だったの?
知らなんだ~♪
 
ドイツ人の知人が日本人との会合(多分パーティー)で歌うからと言って、わたしにこれを訳詞してくれと言われたことがありました。
「この歌むっちゃ好きやねん」
と言っていたのは、床の傾いた中世からのアパートに住んでいた、わたしの知人の中の貧乏人ナンバーワン君でしたな。

♪も~りを~あ~る~こ~う~
あ~しど~り~か~ろ~く~
き~たか~ぜ~ふ~け~ど~
こころ~はた~のし~
う~つく~し、しぇ~~~な~う゛ぁ~(ると)
きったかっぜっつっめったっくっふっ(口笛)けどっ
ひざ~し~は~こ~こ~ろに~
しみ~とお~るよ~♪

確かこんなのでしたな、わが作品(爆)。

投稿: 樅の木 | 2007年10月 7日 (日) 22時45分

★樅さまっ

樅さまもこの歌、お好きだったんですね!元はぞーつーざーげん民謡(?)だったそうですが、日記でご紹介したおっさんが行進曲にアレンジしたところ、兵士の間で人気バクハツしたんだそうです。でもこの歌、現代でも時々耳にしますよね。

樅様の訳、最高♪ 床が傾いた家に住むボンビー君もさぞかし喜ばれたことでしょう。

ヴぇええええすたあヴァルトのあとに「おいかりぷとぅすぼんぼん♪」と合いの手を入れたい! 恥ずかしい話ですが、私ったら洗い物をするときなど、これを歌ってます。周囲が固まろうが、あたしゃ気にしません。むっちゃ好きやねんから♪

投稿: ありちゅん@感涙 | 2007年10月 7日 (日) 23時00分

ヴェスターヴァルトに日本語訳ってあったんだぁ~知らなかった~と思いながら良く読んでみたら、樅の木さんの作品でしたか。でも良くできていますね。ぴったりです。これを日本で普及させるべきです。「チョウチョ」と同じくらいはやったりして。それにしてもチョウチョって、元の歌詞と全く違いますね。どうしてそうなったんだろう、と別の疑問が。ねぇ、ありちゅんさん。

投稿: U99 | 2007年10月10日 (水) 22時14分

★U99さん

こんばんは~。コメントありがとうございます。ワタシ、戦争映画はあまり見たことがないのですが、それでもこの曲はしょっちゅう耳にします。それくらいポピュラーなんでしょか?普通のおじさんがごくごく普通のシチュエーションで歌っているのも聞いたことがありますし…。でもいい歌ですよね。ドイツ人なら誰でも知っている曲なのでしょか。

ところで。そういえば「てふてふ」ってドイツ民謡なんですよね、確か。振ってくださり、ありがとうございます。これでまた日記が一つ書けそうです~。今、ちょこっとHänschen Klein で検索しただけでも、面白そうな内容にヒットしました。替え歌などもあって、楽しそうです。後日、調べてUPさせていただきますね。ありがとうございます、U99さん。

投稿: ありちゅん@感涙Part2 | 2007年10月10日 (水) 23時49分

そうそう、てふてふのドイツオリジナル、まったく違って良いですよね! 中国では蝶を変容の象徴とみる向きもあって、となると日本語版はそれほどかけはなれているわけでもないんだな~と一人で深読みしたりしてます。まあ、そんなことよりは、あれを歌うときのドイツ人の素っ気無い歌い方のほうがおもしろいですワ(歌手ではなくて一般人の)!

投稿: あむ | 2007年10月11日 (木) 11時23分

★あむぴょん

あなたに抱かれて私は蝶になる~♪

・・・なんてナツメロ、私は知りません。そこんとこヨロシク。ちょこっと「Hänschen Klein」と「てふてふ」を検索したんだけど、イマイチすっきりしないのです。諸説入り乱れてるって感じです。いずれにしても、歌詞はオリジナルみたいですね。あむぴょんは小さいお子さんの教育にも携わっていらっしゃるから、こういった方面はお詳しいんじゃないでしょうか・・・?ドイツで子育てなさっている方もよくご存じかもしれませんね。ああ、奥が深い・・・

投稿: ありちゅん | 2007年10月11日 (木) 13時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« der Tag der Deutschen Einheit (ドイツ統一の日) | トップページ | Hänschen klein - 蝶々(その1) »