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2007年11月 8日 (木)

ドイツのコーヒー その3 (Melitta のペーパーフィルター)

 「メリタ」のペーパーフィルターって日本でも有名ですよね。ご存じの方も多いと思いますが、実はこれ、ドイツの主婦が発明したお品なのでした~。すごい!

 1908年のことでした。当時、コーヒーは熱湯に粉を入れ、トルコ・コーヒーのように粉を沈殿させて飲んでいたんだそうです。でなければ粉を煮出して茶漉しで漉して飲んだのだとか。でもね、すぐに目詰まりしてうまく漉せなかったんだそうです。沈殿物のないコーヒーを家族に飲ませてあげたいとの思いからフィルターを考案したのは、ドレスデンの主婦 Melitta Bentz(メリ(ッ)タ・ベンツ)。彼女が使ったのは底に穴を開けた保存用の缶と、長男のノートについている吸い取り紙でした。そういえば昔は便箋などには必ず、万年筆のインクを吸い取るための吸い取り紙がついていましたよね。あれを使ったんだそうですよ~。その後、改良を重ねて特許を取得したのが下のフィルターだそうです↓

1908年のフィルター ← 穴が開いている所にろ紙をのっける簡単な構造ですね。

 メリタ・ベンツとフーゴ・ベンツ夫妻は同年に会社を設立。さらに改良を重ねて翌年にはライプチヒの見本市に出品。やがて画期的なコーヒーフィルターが評判となり、生産が追いつかないほど注文が殺到したんだそうです。

1932年のフィルター ← 現在のものに近づいてきました。ろ紙をフィルターにのせ、入れ子のようになっている金属の器でぎゅっと押さえてセットしたんだそうです。

1936年のフィルター ← 現在のものと同じですね。このとき、扇形のペーパーフィルターが開発されたんだそうですよ~~。

 家庭でも美味しいコーヒーを飲めるようにしたい!という思いで研究を続けた同社は1962年、挽いたコーヒーを真空パックにして販売する方法を考案。今でこそコーヒーの真空パックは当たり前ですが、これを始めたのがメリタだってことは知りませんでした~。

日本のメリタのHPにも歴史が載ってました

 ・・・やっぱり「必要は発明の母」なんですね。上の内容は、ドイツのメリタのHP、日本のHP、新聞記事Made in Germanyという私の愛読書を参考にしました♪

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「ドイツの食品」カテゴリの記事

コメント

カリタって、どこかのメーカーのアイデアを借りたからカリタだって聞いてたんですが、元はメリタのことだったのかしら~?
トルコ式のもおいしくて好きですが、さっと入れるにはフィルター式ですね。合理的~。
ドイツの台所(排水)って、フィルターを使わないで入れた場合、コーヒーの粉をそのまま流して捨ててオッケーでしょう?あれにはびっくりしました。

投稿: あむ | 2007年11月 8日 (木) 15時56分

★あむぴょん

コメントありがとうございます~♡ お風邪はいかがですか? カリタ、私もすっかり忘れていたのですが、先ほどHPを覗いてみました~。カリタって日本の企業だったんですね。ロゴがメリタと似てませんか?もしかしてパクリ…?? メリタから借りたからカリタ…著作権的にOKなんだろうか…。

私もコーヒー大好きなので、ペーパーフィルターなしには生きてけましぇん。一時エスプレッソとカプチーノに凝った時代があったのですが、あの銀色で六角形の器の手入れも大変だし、つきっきりで見てなきゃなんないしで、やめてしまいました。やっぱりコーヒーメーカーが楽ちんですよね。ところでドイツって粉を流してOKなんですか?知らなかった… 私は日本の感覚で、必ずゴミ箱に捨ててたんですが…。

投稿: ありちゅん | 2007年11月 8日 (木) 16時19分

もとは主婦の発明が世界的規模の会社へと発展していったのですね。すご~い!便利ですものね。私も毎日お世話になってま~す。陶器のフィルター、メリタとカリタどっちも家にあります・・。どうやら穴がひとつがメリタの特許のようですね。カリタは穴みっつありました。ペーパーフィルターの箱も緑と赤の2色がメリタで赤のチェックがカリタだったのね。何気なく買い何気なく使ってたけどこの記事で確認しちゃいました。

投稿: ろこちゃん | 2007年11月 8日 (木) 20時48分

☆ろこちゃんさん

おはようございます~!コメントありがとうございます。
カリタもググってみましたら、懐かしいチェックが載ってました↓

http://kalita.co.jp/index.html

メリタの赤と緑も目に残っていますが、このチェックもかなり浸透していますよね。メリタがドイツ系の企業だというのは聞いていたのですが、カリタは日本の会社だったんだ・・・(今回初めて意識しました)特許を取得しても、ある年数を経過したら特許は切れてしまいますし、新しい商品開発が欠かせないんでしょうね。企業努力って大変なんだな~と思います。

メリタのHPで社史を調べていましたら、面白い記述が。「メリタ夫人は『5部屋の住まい』で日夜、商品開発にあたった」みたいな内容でした。「5部屋しかない小さな家が研究室でした」といったニュアンスなのですが、日本なら「4畳半ひと間の家で開発に当たった」などと言うところですよね。5部屋もあれば日本人からすると豪邸!日本の住宅事情はそこまでひどいんだ~と別の面を突きつけられ、トホホな気分になりました(苦笑)

投稿: ありちゅん | 2007年11月 9日 (金) 07時12分

粉、ジャバジャバと流してましたが、どこの家でも一度も詰まったことありませんでした。ありちゅんさんのところではみなさん気を使っていたんですね。私が野蛮なエリアに住んでただけ・・・?

エスプレッソの六角形、いくら洗ってもすっきりしないですよね~。粉の脂(油?)のせいなんでしょうか。洗うのが手間で、うちでは置物と化してます。ちなみに粉はドイツでも日本でも、イタリアのLapazza(だったかしら?)を使ってました。カ×ディとかで売ってるやつ~

投稿: あむ | 2007年11月 9日 (金) 15時55分

☆あむぴょん

どうも~♪ コメントありがとうございます。もう大昔だからよく覚えていないのですが、流しの管が細かったような記憶が・・・。大家さんが神経質なおっさんだったのです。一度、髪の毛をシャワーの排水溝に詰まらせてしまい、嫌~な顔をされまして。日本人の髪は太いから詰まり安いんですってね。

ところで「エスプレッソの六角形」で分かっていただけて嬉しい♪見た目がお洒落であこがれていたのですが、手入れが面倒で・・・。一時、イタリアのマフィアドラマにハマり(ドイツで見たの。だからドイツ語吹き替え)すっかり感化されてしまった時期がありまして。そのドラマでは、しょっちゅうエスプレッソが出てくるのです。私ったら単純。カプチーノのミルクを泡立てる器(シュワシュワとうちでは呼んでます)は時々使っています。あれは手入れがラクだもんね。エスプレッソの粉はよく、イタリアのメーカー(名前は失念)のを使っていました。あむぴょんと同じかも。それをお手軽にコーヒーメーカーで淹れてました♪

投稿: ありちゅん | 2007年11月 9日 (金) 22時08分

「エスプレッソの六角形」

あたしもあたしもーーまぜてくださいっ。

遠い日、まだ独身、もちろん子供もいなかったし、お仕事していてなにをするのも1人のんびり…時代に、これよく使ってました。がん、とそのままコンロにかけちゃうやつでそ?すっごく気に入っていて、そのしゃかしゃかミルク泡立てしゃかしゃかももちろん使って、あーうまーい、とコーヒーを飲んでおりましたわ。確かに洗うのは面倒だった。粉が細かすぎて、三角コーナーゴミ袋とか使っていても全部目から流れ出てしまうのが、難。

しかし、好きだったー。今は実家のどっかでほこりをカブっています。

これのミソは「ひとり静かにすきなじかんにだれにも邪魔されずに」であったのです…

嗚呼、遠い目・・・へんなかきこみすみません。

ぎゃんぎゃん子供がないとります。こんな環境じゃうまいかふぇーなんてのめないっての!

投稿: spatz | 2007年11月 9日 (金) 22時16分

☆シュパちん

分かるわ~ 一人ゆったりエスプレッソ。気分が向いたらしゅわしゅわカプチーノ。

・・・って、優雅なことやってられない自分が哀しい(涙)もう手が荒れ荒れ。11月なのにもうあかぎれ(漢字では「皸」と書くのね。今変換してみてビックリ)が出来てしまいました。トシのせいでしょか。昔は私もちゃ~んと爪を伸ばしてマニキュアしてたんです。何色も持ってたのにーーー今じゃボロボロ。伸ばすと危ないし、水仕事(水商売ではなく)してたらボロボロに割れちゃうし。洗い物は少なければ少ないほどよしってことで(je weniger desto besser) 余計なものは出さない体質になってしまいました。エスプレッソ用の六角形も、コーヒーを手回しでゆっくり挽くためのミルも、棚の奥底で眠っています・・・。その隣には「松茸の土瓶蒸し」用の土瓶。そんな高価で優雅な料理、まず作らないので同じく眠っています・・・

投稿: ありちゅん@実はイタリアかぶれでもある | 2007年11月 9日 (金) 22時35分

嗚呼、あまりにもリアルに実感できてしまい、おもわずパソコンの上に涙がぽとぽとと:::

ああ私のお手手も荒れてきた、水仕事(同じく水商売ではない!)がつらいわあ、ひび割れが・と丁度思っていたころなのです。チビいるとまたよく手をあらうから。

で、ニベアの登場なのです。塗りまくり。ほら、愚痴っぽい書き込みを、ドイツドイツした話題に無理やりつなげて、えらい?ほめてほめて! (アホすぎ)

投稿: spatz@コメントいたちごっこ中 | 2007年11月 9日 (金) 22時48分

★シュパぴょん

コメントありがとうございます~~~ 二ベアのこともいつか書きたいにゃ~と思っております。二ベアといえばBeiersdorf なのですが、今やこの会社、コーヒーのチボーの傘下に入ってしまったって知ってました???なぜチボーがバイヤースドルフ??? ヨーロッパの企業もいろいろ大変そう。友人はGerling という保険会社の大手に勤めていましたが、イギリスの保険会社に買収され、辞めざるをえなくなりました。9.11の結果、経営が行き詰まっていたんですって。保険会社もタイヘン。

投稿: ありちゅん | 2007年11月10日 (土) 10時19分

あー、排水口、ドデカイやつでした。だから平気だったのか・・・。
そうそう、私も今じゃ、イタリアのエスプレッソの粉を、ふつうのコーヒーをいれるのと同じやり方でいれてます。シュワシュワ、欲しいよ~。私は小さい攪拌器で手動で泡立ててます(涙)。
手の荒れはないです、なんちゃって、直接水仕事(私も、商売じゃない)をすると湿疹が出て大変なことになるので、いつもゴム手袋はめてるから~。それよりショックなのは、ついにかかとにきた、ということです~。ニベア塗りたいと思っているところです。チボー、びっくり。

投稿: あむ | 2007年11月10日 (土) 13時11分

★あむぴょん

コメントありがとうございます。私も手が荒れやすいので、洗いものは必ずゴム手。あれがないと、もう手ではなくなってしまうのです(イミフ)。気をつけていても、あかぎれやひびだらけに・・・。新しいパンストを伝線させてしまうのが得意です。

かかとも荒れますよね~~~。昔、母のかかとが荒れ荒れになっているのが子供心にも哀れに思え、「オトナって大変だな~」と思っていたのですが、今は私が哀れな状態に。くーーーオトナって大変。私はおまけに冷え症なので、冬は「電気あんか」が欠かせないのです。でもって靴下履いて寝てます。二ベアや「桃の花(懐かしい!)」などをかかとに塗り、靴下を履いて寝ると足もしっとり、一石二鳥♪ 

投稿: ありちゅん@かかとの荒れなら私に任せて♪ | 2007年11月10日 (土) 13時58分

Beiersdorf社の株式の過半数をチボ~が取得した、というくだりです。例によってまたWikiからの引用なのですが・・・

2004 wurde die Mehrheit an Beiersdorf von Tchibo übernommen, nachdem die Hamburger Politik befürchtet hatte, der Kaufinteressent Procter & Gamble könnte das Unternehmen ausbluten lassen und lediglich die Marken verwerten. Darüber hinaus besitzen die HGV Hamburger Gesellschaft für Vermögens- und Beteiligungsgesellschaft und die Allianz SE größere Aktienanteile. (引用終わり)

投稿: ありちゅん@Beiersdorf & ちぼ~ | 2007年11月10日 (土) 14時03分

箸より重いものを持ったことがこれまでなかったために、白魚の指が家事でアレよアレよという間に荒れ荒れに…(もちろん真っ赤なウソ)。

甘かったです。先輩方ほんとうにごめんなさい。
ゴム手はあまりしないで洗ってました。荒れるのあたりまえだろ、といわれてしまいますね。臭くなってしまうので面倒で。そうおもうと私はむしろ肌が強かったのかもしれませんわ。ドイツに長いことすんでいた知人がすっごく熱いお湯で皿をあらっていたことを思い出します。素手ではムツカシイくらい。たしかによく落ちた(でもこれはドイツとは関係ないか、いや食器洗い器は熱湯かな?)。
別の友達は、ドイツは近くに海なく水が貴重だから、お皿はかならず紙で拭いて汚れをほとんど落としてから水であらっていた、すごいケチだった、と留学中(かなり前)のことを語ってくれました。

ニベア、特売品だったので久しぶりに買ってみたのえす、あのでっかい丸い平たい形の。今まではオフィスで紙を常にさわっているために乾燥して手がつらかったので最近はやりの尿素入りなんとか、とかを使用していました。
ニベアの香り、なんだかとても懐かしい。ちいさいころ母親が使ってたのかも。

全く関係ないようで、チボーつながりで、この記事の「コーヒー」に知らず知らずに戻っているところが、すごい。

投稿: spatz | 2007年11月11日 (日) 14時00分

★シュパちん

白魚のような手は私の専売特許だったのに…。特許取得してるから、そこんとこヨロシク。あ、でも特許って20年くらいで切れるんだって?どうりで… 最近は特許が切れたせいか、白魚は鮫に変わってしまったのでありました。そ、サメ肌。

冗談はbeiseite、ゴム手も一長一短よね。私は左利きのせいか、左ばかり穴が開いてしまうのです。ゴム手ばかり買っているような気がする…。二ベア、今でも家にあります。チューブ式だけど。ユースキンという黄色いハンドクリームはご存じかな?あれ、すごーく効きます。お試しあれ。

投稿: ありちゅん | 2007年11月11日 (日) 17時52分

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