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2007年12月 9日 (日)

ナチスの偽札

 今朝、日経の朝刊を読んでいましたら、「ナチスの偽札 加担を証言」という記事が目に飛び込んできたんです。先日、少しだけご紹介したドイツ映画「ヒトラーの贋札」を見たいと思っていたこともあり、興味を持って読みました。

以下、日本経済新聞2007年12月9日の記事の要約です:

 スロバキア生まれのユダヤ人アドルフ・ブルガー氏は印刷工でした。第二次世界大戦で妻ととも拘束され、アウシュヴィッツに送られてしまいます。捕らえられたユダヤ人たちが貨物列車で輸送され、到着したその駅でガス室送りと強制労働送りに選別されたことはよく知られていますが、ブルガー氏もその光景を目の当たりにしたそうです。印刷工だったブルガー氏は1年半後にザクセンハウゼン収容所に移され、紙幣の偽造を命じられたとのこと。「ベルンハルト作戦」のためです。終戦とともにブルガー氏は解放されますが、収容所で妻が殺されたのは自分のせいだとの自責の念にかられ、心の整理に40年を要したとのこと。その後、ブルガー氏は語り部として当時の経験を人々に語る活動を始めたそうです。敗戦直前にナチスがオーストリアの湖に大量の偽ポンド札を沈めたそうですが、それは1959年に発見され、2000年に引き揚げ作業が行われたそうです。日経のこの記事によりますと(引用させていただきます)『湖底にあった偽札には、「終わらない戦後」を物語るかのように、鮮明な印刷が残っていた』

●ベルンハルト作戦

(以下、日経の記事から引用させていただきます)
『ナチス・ドイツが敵国だった英国や米国経済に打撃を与えるため実行した紙幣の偽造作戦。指揮を執ったナチス親衛隊(SS)少佐、ベルンハルト・クリューガーの名からこう呼ばれた。ベルリン郊外のザクセンハウゼン収容所が舞台となり、総額1億3000万ポンド(現在の価値で推定6千億円以上に相当)を印刷したとされる。偽造作戦に従事させられたブルガーさんの体験は映画「ヒトラーの贋札」になった。』(以上、引用終わり)

映画「ヒトラーの贋札」公式HP

以前もご紹介しましたが、コチラ↑が公式HP。監督は「アナトミー」「アナトミー2」のシュテファン・ルツォヴィツキー。アドルフ・ブルガー役を演じるのは、日本でも隠れた人気者のアウグスト・ディール。見たい、見たいわ、見たすぎる~~

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コメント

あーこの記事はわたしも読みました。お知らせしようかと思ったのですが忘れてしまいましたが、読まれていてよかった。

この記事の隣の頁の片隅にあった、電子音楽の草分け的存在だったという、カールハインツ・シュトックハウゼン氏の訃報も、印象深いですね。なすびは不勉強のため知りませんでしたが、こういうひともいたのか、と思いました(ジョン・レノンにも影響を与えたなどと書いてありますね)。

投稿: なすび | 2007年12月 9日 (日) 16時24分

★なすびさん

コメントありがとうございます。この記事の隣のページの片隅には、「「仏像15体が盗難」という記事しか載ってないんです~~~。罰あたりなヤツだ。まさか熔かして売る気じゃ?でもって、カールハインツさんの死亡記事は出てにゃい…。なじぇ?そういえば実家でも同じ日経を取っているのですが、よく記事が違うことがあります~。実家のは多摩版。

投稿: ありちゅん | 2007年12月 9日 (日) 23時17分

この映画私も見たいと思っていました。でもやっぱりこちらでは上映されないようです・・・。トホホ。上映館見てみましたが神戸でもないようで大阪まで行かないと見れない・・。ブルガー氏先月初めに来日してましたよね。来年はじめにA新聞社から日本語訳の自伝が出版されるので宣伝をかねて来日されていたようです。

投稿: ろこちゃん | 2007年12月10日 (月) 17時12分

★ろこちゃんさん

おはようございます~~~ コメントありがとうございました。お礼が遅くなってしまってすみません! いえね、昨夜は私のアホ&無知が原因で、プチパニックしていまして…。あとで日記に書きます。私ったらホント、アホなんです。

この映画、面白そうですよね。もし上京なさることがあったら、ぜひ。日にちが合って、ご一緒できるといいな~なんて。

ブルガー氏が来日したニュース、ご存じだったんですね。私は知りませんでした…。日経の記事によると、東大の先生からも招かれ、駒場キャンパスで学生たちに話をしたそうです。このブルガーさん、ドイツのネオナチと話すときは「相手の目を見て話す」んだそうです。説得力があるでしょうね。90歳でいらっしゃるそうですが、今後もお元気で活動していただきたいな~と思いました。

投稿: ありちゅん | 2007年12月11日 (火) 09時52分

全然知らない話だったので、読めてよかったです~。生きている歴史にはヨーロッパにいると刻一刻と体感しやすかったので興奮したものでしたが、日本ではこういう話に触れられるだけでも嬉しいです。そうだ、最近youtubeで、フルトヴェングラーがナチスのために振っているマイスタージンガーのフィルムを見て、これにも興奮しました。

投稿: あむ | 2007年12月11日 (火) 20時36分

★あむぴょん

コメントありがとうございます♡ 私もこの話はよく知らなかったのです~。通貨偽造って昔からよくあるけど(時代劇でも出てくるよね♪ 前歯でかじって曲がれば偽造小判!)かなりの技術が必要だったでしょうから、優秀な印刷工が重宝されたのかも。ところでフルトヴェングラーの画像、私も見たいです!! あむぴょん宅でご紹介びって。

投稿: ありちゅん | 2007年12月11日 (火) 22時12分

「逆転ニュルンベルク裁判」というサイトをご存知ですか?
今時ホロコーストを信じているなんてすごいですね。

投稿: hitora | 2008年1月 2日 (水) 14時23分

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