カテゴリー「ドイツのモノ」の記事

2007年7月29日 (日)

Polizeiauto Käfer (VWビートルの警察車両)

 60年代か70年代のドイツを舞台にしたドラマに、VW Käfer(フォルクスワーゲン・ビートルです)のパトカーが出てきました~。深緑色でなんとも言えず牧歌的。これに追いかけられてもあんまし怖くないかも・・・と不謹慎なことを思ってしまいました。「VW Käfer」「Polizeiauto(警察車両)」の2語で検索してみたら、下の2つがヒットしました。写真をご覧になってみてくださいね。ほのぼのすること間違いナシ。

ビートルのパトカー ヘッセン州で使用されたパトカーのようです。残念ながら製造年などが見当たらないのですが、「その2」と同じころのものでしょうか。ドラマで出てきたのは、まさしくコレ!ね、カワイイでしょ。

ビートルのパトカー その2 1976年から1987年までミュンヘンで使われたパトカーみたいですよ。ツートンカラーがお洒落。ミニカーみたい。ちょっと欲しいかも。

BMWの古いパトカー 1961年製のBMW のようですね。なんだかほのぼの。これでドイツの平原を走ったら気持ちいいでしょうね。

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 今日の午後、東京地方は激しい雷雨に見舞われました・・・。前回、雷でパソコンがブチ切れて焦った私は学習し、雷が激しくなったところでパソコンを消しました。その直後に近所で「バリバリドッカーーーン!どんなべった~!」(←樅の木さまが以前ブログに書いていらっしゃいましたDonnerwetter!ですね)あ~危ないところだった。

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2007年5月 3日 (木)

カブトムシのドイツ語が知りたい!

 昨日から Käfer の話ばかりですみません。いわゆる「カブトムシ」のドイツ語が知りたいな~と思うのですが、なかなか見つからないのです。仕事とはまったく関係なく、ただ個人的な興味なのですが・・・。クワガタムシが Hirschkäfer ということは昨日判明したのですが、カブトムシのドイツ語が不明。ヨーロッパにはああいった昆虫はいないのかしら。ひょっとしてコーカサスオオカブトならドイツでもメジャーかしら、と思ってウィキペディアで調べました。ところが! コーカサスという名がついているけどアジア産なんですってね。ちぇっ 経歴詐称みたいな名前。

勝手に見当をつけ、Hornkäfer で検索してみたところ(Horn は「角」)、Blatthornkäfer という単語にヒット。ちょっと期待しながらクリックしてみたら・・・

Blatthornkäfer

フンコロガシでした(涙)。日本のカブトムシをドイツ人に見せたら、彼らはどう反応してくれるのかしら。知りたい!

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後日追記:コメント欄で なおこさん が教えてくださいました。Nashornkäfer (ヨーロッパサイカブト。直訳しますと:サイの甲虫)というのがヨーロッパに生息しており、これが日本のカブトムシに近いんじゃないかしら・・・と。
写真はコレ。なるほど、サイに似ています。 でも残念ながら、ドイツ人の間ではそれほどメジャ~ではない様子です。どうやら Käfer といえば、テントウムシ(Marienkäfer) やコガネムシ (Maikäfer)のほうが一般的のよう。VW の ビートル(Käfer)も、彼らはカブトムシを連想しているわけではなさそうですな。詳しくはコメント欄をご覧になってくださいませ。なおこさん、ありがとうございました♪

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2007年5月 2日 (水)

Maikäfer (コガネムシ)

 5月の声を聞くと、Maibaum のほかに Maikäfer (写真です) を思い出してしまいます。直訳すると「5月の甲虫」。コガネムシの一種みたいで、ドイツでは春を告げる使者とされているとのこと。この虫をかたどったチョコレートをよくお菓子屋さんで見かけました。今でも売っているのかな。広く親しまれている一方で、大量発生すると農作物への被害が深刻となってしまうようです。

 例によって、またまた『ドイツ民俗学小事典(同学社)』から引用させていただきますと:

『Maikäfer:「こがね虫」。ドイツでは春の使者。フランスやスイスでは畑からこがね虫を追い払う呪文があるが、シレジアでは、この虫の多い年はじゃがいもの収穫が多いといわれる。バターでいため、パンに塗ると万病に効く。』

 「5月の甲虫」があるなら、「6月の甲虫」とか「7月の甲虫」もあったりして・・・と、冗談半分に検索してみましたら・・・なんと!あったんです。

Junikäfer (6月の甲虫)

Julikäfer (7月の甲虫)

いずれもコガネムシの仲間ではあるようですね。それぞれ活動時期が異なるようで・・・。

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Käfer って・・・

 Maikäfer (5月の甲虫)を調べたついでに、Käfer 関係をちょこっとだけ。実は数年前、オオクワガタを何匹か飼っておりました。菌糸瓶(シメジの菌糸を培養したもの。昆虫専門店で安く売っているのです)に幼虫を入れ、成虫になるまでそのまんまほったらかし(菌糸が減ってきたら瓶を交換しますが)。瓶の中で、勝手に大きくなってくれます。しばらくして蓋を開けるとアラ不思議。黒光りする成虫が「出してくれ~」と言わんばかりにこちらを見ているのでありました。

 そういえばクワガタムシってドイツ語で何と言うのかしら?と思って調べましたら・・・(既にご存じの方、すみません)

Hirschkäfer (Hirsch は鹿、Käfer は甲虫)、確かに鹿の角に似ていますよね。厳密にはヨーロッパミヤマクワガタを指すのだそうですが、立派な顎を持つクワガタをまとめてこの名称で呼んでしまうこともあるようです。ウィキペディアによると、「ヨーロッパに生息する唯一の大型種」なんだとか。Schröter という言葉もあるのですが、これですと厳密には「クワガタムシ科」という意味。立派な顎がついていない地味~な甲虫も含まれるみたいです。

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 じゃ、カブトムシってドイツ語で何と言うんでしょ?Käfer?でも、これだと「甲虫」という意味しかないしなぁ・・・

 そもそも、フォルクスヴァーゲンの「Käfer」と聞いて連想する昆虫は、ドイツ人と日本人では一致するんでしょうか・・・?私は今の今まで、高速道路などでKäfer が走っているのを見ると、「あ~!カブトムシだ~」と思っていたのですが、ドイツ人は「あ~!甲虫だ~」と思っているんでしょうか。それは畑でよく見るコガネムシかもしれないし、ブ~ンと飛んでくるカナブンかもしれないし・・・。お詳しい方、どなたか教えてくださいまし。

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2007年4月24日 (火)

Faber-Castell (ファーバー・カステル)の鉛筆

P4240008 先日、某東京ミッドタウンに行って人ごみにメゲたものの、Faber-Castell (ファーバー・カステル)社の売り場だけはしっかりチェックしてきたことを書きました。私は勝手に「色鉛筆の会社」と思い込んでおりましたが、もともとは鉛筆の会社だったんですね(って、マヌケなこと言ってすみません)。そういえば「鉛筆」って、鉛の筆。ドイツ語は Blei-stift (鉛の棒)。昔、鉛の棒を筆記用具に使っていたことからヨーロッパではそう呼ばれるようになった、というのは聞いたことがありますが、日本語の「鉛筆」って何語から訳したのかしら?ひょっとしてドイツ語が語源だったりして・・・?そもそも日本に鉛筆が入ってきたのっていつ?

鉛筆の歴史 (三菱鉛筆) こっちも(トンボ鉛筆) ウィキペディア

P4240010_1 ↑無知な私の素朴な疑問に答えてくれたのがこれらのサイト。1560年代にイギリスで黒鉛が発見され、現代の鉛筆に近い筆記用具が考案されたとのこと。徳川家康の遺品の中にはオランダ人が献上したとされる鉛筆があったとか。伊達政宗も鉛筆を持っていたそうですよ。さすが独眼竜。筆とは書き味が違うから驚いたでしょうね。18世紀に入り、黒鉛の粉末に硫黄などを加えて練り固め、折れにくい芯を作ったのがファーバー・カステル社の創始者、カスパー・ファーバーさんだったんだそうです。鉛筆が本格的に日本に入ってきたのは明治時代以降とのこと。ドイツからの輸入品だったそうです。詳しくは上のサイトをご覧になってくださいね。

ファーバー・カステルのHP(日本語です)

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上にリンクしたウィキペディアでは、ファーバー・カステルと同じくらい有名なドイツの老舗ステッドラー(シュテットラーのほうが原語に近い表記ですが)社にも触れられていました。両者ともニュルンベルク近郊にあったのは偶然なんでしょか?後日、また改めてHPなどを覗いてみますね。

そうそう、今でも鮮明に覚えているのですが、小学校の国語の教科書に「鉛筆ができるまで」といった文章が載っていました。確か2年生の国語。同じ教科書をお使いになった方、いませんか?あむひょん、いかがでしょ?

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2007年2月13日 (火)

Feldküche (野戦炊具、またの名を Gulaschkanone)

古い話ですが、グーラッシュを調べているうちに、Gulaschkanone (直訳しますと:グーラッシュの大砲)という言葉に行き着き、「おっ」と思って記事にしたことがありました。兵士たちの食事を作る設備ですよね。一般的にはFeldküche と言うんだそうです。

Gulaschkanone (フィ~ルドキッチン)(過去の記事です)

今回、とある作品でこの設備を発見。ひょっとしてコレかな↓?

P2120034

全体が映っていないのが残念。ドイツ語の Wikipedia で改めてFeldküche を調べてみました。ドイツでこういった設備を作ったのは、圧力鍋で有名なFissler (フィスラー)社。会社がフィスラー家によって設立されたのは1845年。そして1892年に同社が可動式の Feldküche を“発明”した、とHP に書いてありました。この写真がフィスラー社製のものなのかどうか分からないのですが、これに近い形だったのかしら・・・。

なお、ウィキペディアの記事によりますと、グーラッシュやシチューを煮込んだだけでなく、兵士のシャツを煮沸するのにも利用したとか・・・。たしかにドイツでは一般家庭でも洗濯物を熱湯で洗濯しますし、ノミやダニも一網打尽!でしょうが、食事と同じ鍋だなんて・・・。ま、いっか。殺菌消毒しちゃえば大丈夫。 なお、現代では災害時や大きな催しなどで大活躍だそうです。

午後追記:イメージ検索で見つけてしまいました。1916年製のようです。鍋の中身はなんでしょう? Gulaschkanone (画像です) 

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2006年12月31日 (日)

Marienkäfer (テントウムシ)

師走の慌しい中、ブログに遊びに来てくださり、ありがとうございます。福を呼ぶ「縁起物」第3弾を載せさせてください。

・・・Marienkäfer (テントウムシ)。

大晦日(Silvester)のせいか、検索するとたくさんヒットします。「マリア様の使いと言われ(だからドイツ語の名前も「マリアの甲虫」)、しかも背中の星が七つ(=ラッキーセブン)だから」幸運をもたらすものとして大切にされてきたとか。テントウムシをいじめたり、殺したりすると罰が当たるとも言われているそうです。

Pc310030
お守りというわけではないですが、テントウムシ柄の陶器製スプーンです。日本人の感覚からすると、口に入れるとことに昆虫がついているのは、ちょっと・・・

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年末になると、テントウムシや四葉のクローバー、煙突掃除人、蹄鉄、ブタなどをモチーフにした Glücksbringer(お守り)がよく売れるんだそうです。うちもあやかろうと思って、これらを飾っております・・・いいことあるといいな♪

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2006年12月26日 (火)

Weihnachtspyramide (クリスマスのピラミッド)

ドイツではまだクリスマスの祝日とはいえ、日本ではもうクリスマスは終わりましたよね。そんなときにすみません。書きかけのまま、何日も放置しているうちに忘れちゃった。ピラミッドの由来などについて検索したところ、サイトによって少しずつ違うのですが、Wikipedia の内容は、先日ご紹介した「ドイツおもちゃの国の物語」(川西芙沙氏 著)とほぼ同じでしたので、載せさせていただきました。

↓これはとても有名なので、ご存じの方が多いと思います。ロウソクを灯すと上昇気流(これもトルネード?)が発生し、それによってプロペラが回るという、かわいい仕掛け。私のピラミッドは地味で小さめなのですが、ゴーカで高そうなものが日本でも店頭に並びますよね。とにかく高い。

Pb240047
一度だけ火をつけたことがあります。確かに回りました、クルクルと。「わーい♪」と喜んでいたら、な、な、なんと羽根の部分が少し茶色くなってしまったのです~!写真だとよく分からないのですが、うっすらと。 げげっと思ってすぐロウソクを吹き消したというトホホな体験。

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<ピラミッドの起源>
ピラミッドの起源は中世にまでさかのぼるとのこと。(ドイツのWikipedia)当時、ヨーロッパ南部や西部では家の中に常緑樹の枝(ツゲなど)を魔よけの目的で吊り下げていたんだそうです。一方、北部や東部では枝ではなく、光に魔よけの力があると考えていたんだとか。この両方の風習が一緒になったと考えられているのが、エルツ山地でクリスマスのシンボルとして飾られた 「Lichtergestell (Licht は『光』、Gestell は『骨組み』『枠』)」。ピラミッドの原形です。4本の木の棒に緑の枝を結びつけ、片方を束ねて四角すいの形に整え、ろうそくを飾ったもの。その後、樅の木にろうそくを灯す、いわゆる「クリスマスツリー」がメジャーになりますが、このピラミッドの原形も長い間クリスマスのシンボルとしてエルツ山地を中心に、教会や家庭で飾られていたそうです。

その後、その四角すいの中に人形を入れたり、ろうそくの熱を利用してプロペラで回転するようにしたり、と工夫が凝らされてきたとのこと。

<ピラミッドが家庭に浸透するまで>
Wiki によると、当時の明かりといえば Talgkerzen (獣脂のロウソク)や Rüböllämpchen (カブの油のランプ・・・?検索すると数多くヒットするのですが、実物の絵などがないのです。どんなランプだったんだろう?)で、とても高価だったそうなのですが、1830年にパラフィン製のロウソクが登場してからは安価になったとか。そしてピラミッドも19世紀末には量産されるようになり、各地に広まっていったそうです。

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2006年12月24日 (日)

Kurrende (クレンデ~少年合唱隊)

Erzgebirge (エルツ山地) の木工品といえば、くるみ割り人形や煙出し人形、ピラミッドなどが有名なのですが、そのほかに「クレンデと呼ばれる合唱隊の人形セットがあります。これはナンジャラホイ?と検索してみましたら、出てきました。例によっていつもWikipedia。

<クレンデの名前の由来>
Kurrende は、ラテン語の currere から来ているとのこと。ドイツ語の laufen(歩く)の意味だそうで、Kurrende で「Laufchor (歩く合唱隊)」の意味。 (ご存じの方も多いと思いますが、laufen は「走る」という意味のほかに、「歩く」「徒歩で行く」という意味もあります♪)
昔、ザクセンやテューリンゲンのプロテスタント系の学校に通う貧しい生徒たちが、結婚式やお葬式などの機会に歌いながら家々を回り、お駄賃をもらっていたことに由来するそうです
。彼らは小さな黒いマント(ケープとも言えるかな?)を身にまとい、つばつきの帽子をかぶっていたとのこと。なお、「クレンデ」はプロテスタント教会の少年合唱団を指す言葉として、現在も使われているそうです。

ご参考までに:Kurrende=(プロテスタント教会の)少年(学生)合唱隊、(聖歌を歌って喜捨を請う)少年合唱団(小学館独和大辞典)

<クリスマスのクレンデ>
エルツ山地では、クリスマスの時期にクレンデの合唱隊がクリスマスの歌を歌う風習があったとか
。特に、独り住まいのお年寄りやホームに住んでいるお年寄りで、教会の催しなどに行かれない方々のために歌を披露したんだそうです。

<木工細工のクレンデ>
ザイフェンなどエルツ地方の町では、このクレンデの人形
が作られています。少年だけで飾る場合もあるし、ピラミッドやオルゴールの上に教会と一緒にのっかってる物も。クレンデがのっかったオルゴール・・・ほ、欲しい。でも高い。

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2006年12月23日 (土)

Engelorchester aus Erzgebirge (エルツ山地からやってきた天使のオーケストラ) その2

子供の頃はプニプニの体形だった彼女たち・・・
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お年頃になって、こんなにホッソリ、ボンッキュッパ(失礼)。
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・・・やっぱり、人目が気になるお年頃。レープクーヘンやシュトレンを控えて、ダイエットに励んだ成果が見られます。

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・・・Spass beiseite. (冗談はさておいて)。このオーケストラの天使たち、結構な年代物でして、年とともに木の色があめ色に変化してきました。それはそれで味わいがあるのですが、なんとなくハワイ帰りっぽいトロピカルな雰囲気に・・・。

Pc170006ピアノの芸の細かいこと。ただ、塗料が浮いてきてしまい、目をこらしてみると白っぽく見えるようになってきてしまいました。実物はそれほど目立たないのですが、写真ですと埃まみれに見えてしまいます(涙)。でも埃じゃないので、そこんとこヨロシク。写真を写したところ、あまりの白っぽさにぎょっとして、布巾で拭いて撮り直したのですが、結果は変わらず(泣)。

いつもお邪魔している kio さん のブログの2番目に、「エルツ地方の伝統工業が危機にさらされてる?」という記事があります。確かにエルツの木工品は高いですもんね・・・。日本で売られているお品を見ると、目が飛び出ちゃうくらい高い。これからは価格競争にもさらされていくことと思います。それでも細かいところまで手作業にこだわるドイツ人の職人芸を大事にしてほしいな~と思います。

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